07/09/13 21:21:29 S6Qwt6Gg
自民党総裁選に、福田康夫元官房長官が立候補する意向だというけど
平成6年6月20日の朝日新聞は社説で「福田さん、決断の時だ」と書き、「ぜひ総裁選に立ち、
安倍氏との論争に臨む決断をしてもらいたい」とエールを送っています。他紙のことではあります
が、よくもまあ臆面もなく特定候補を応援するものだな、と思わないでもありません。
拉致被害者家族、蓮池透さんの著書「奪還 引き裂かれた二十四年」の中に、小泉首相が初訪朝し
た平成十四年九月十七日のエピソードが紹介されています。この中に、外務省・飯倉公館に呼びつ
けられた家族らが、福田官房長官(当時)から、拉致被害者の生死について宣告を受ける場面が出て
きます。引用させていただきます。
《福田氏は断定的な口調で生存者の現状を説明しました。でも、他に亡くなった方がいると聞い
て、手放しで喜べるはずがありません。(中略)私の母が「家族会は一つの家族のようなものです。
こんなふうに別々に発表しないで、みんな一緒の場でやってほしい」と訴えると、「黙って聞きな
さい。あなた方の家族は生きているのだから」福田官房長官はそう言って、両腕でわれわれを押さ
えつけるような仕草をしました。まるで、なぜ自分たちに感謝しないのか、とでも言いたげな口ぶ
りでした》
拉致被害者を救う会のメンバーの一人は、当時のことを「福田氏は生死を確認していないのに、
確認したかのような伝え方だった。家族にとっては何よりも重要な情報なのに、非情さに驚く。
その点、安倍副長官は翌朝、われわれのところに来て『政府として生死を確認していない』と教えて
くれた」と話しています。
福田氏は小泉訪朝前、首相に会わせてほしいと求めた家族らに対し、「首相の心が乱れるから」と
いう不思議な理由で断ったこともありました。拉致事件に関して、オフレコだから書けない「暴言」
もあります。本人は否定しているようですが、北朝鮮の工作船引き揚げが遅延したのも、水面下で進め
られていた日朝交渉えの影響を懸念した福田氏と田中均・外務省アジア大洋州局長(当時)の意向だった
とされます。
国家の無為無策によって、想像を絶する艱難辛苦を味わってきた拉致被害者家族に対する対応をみる
だけでも、「福田氏は物事の重要性、優先順位というものがよく分からないのだな」と思ってしまいます。
この一点だけをみても、自民党が総裁として戴くにふさわしい人物かどうか分かりそうなものでしょう。
URLリンク(abirur.iza.ne.jp)