07/09/11 10:10:03
【リオデジャネイロ10日共同=森本任】
国際柔道連盟(IJF)は十日、
当地での総会で役員を改選し、教育・コーチング理事の再選を目指した山下泰裕氏(50)が落選した。
IJFの執行部から日本人がいなくなったのは、一九五二年に日本が加盟して以来初めてで、
世界の柔道界での影響力の低下が懸念される。
山下氏は二〇〇三年総会で信任投票で理事に就いた。
2期目を目指したが、欧州連盟の支持するモハメド・メリジャ氏(アルジェリア)に61対123の大差で敗れた。
背景にはIJF会長に就任したばかりの欧州連盟のマリアス・ビゼール氏(オーストリア)と
朴容晟前会長(韓国)との政治的な対立があった。
両者は二〇〇五年総会で会長職を争い、朴氏が勝利した。
巻き返しに成功したビゼール氏は、朴支持派の日本に厳しい姿勢を取り、
朴氏の後継者と目された山下氏をも敵対視した。
欧州連盟は五月のアジア連盟の会長選挙でクウェート人の立候補者を支援し、
日本から立候補した佐藤宣践・全日本連盟副会長を破った。
中国新聞
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