07/09/01 10:40:53
取引先から「(北朝鮮の)スパイか」などと差別的な発言をされて精神的苦痛を受けたとして、
住宅メーカー積水ハウス(大阪市)社員で在日韓国人の徐文平(ソ・ムンピョン)さん(46)=
大阪府八尾市=が取引先の男性を相手に慰謝料300万円などの損害賠償を求めた訴訟が31日、
大阪地裁で和解した。
男性が「在日コリアンとしての名誉感情を害した」と文書で謝罪し、解決金30万円を支払う。
訴状によると、徐さんは05年2月、取引先の男性にハングルで記した名刺を差し出した際、
男性から「これはスパイの意味やないか。朝鮮総連の回し者か」などと言われたとされる。
徐さんは「差別発言があったことを実質的に認めた和解と受け止めている。
不当な発言は許されないと訴訟を通じて示せたことで、
差別への歯止めになることを期待したい」と話している。
積水ハウスは社員の権利侵害にかかわる問題と判断し、
昨年7月の提訴にあたって徐さんの訴訟費用や弁護士費用を負担した。
和解について、同社広報部は「個人間の訴訟でありコメントできない」としている。
ソース 朝日新聞
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