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【ワシントン和田浩明】米バージニア工科大学で4月に韓国人学生、チョ・スンヒ容疑者(当時23歳)が
32人を射殺し、自殺した銃乱射事件で、バージニア州の調査報告書が29日、公表された。最初の発
砲後の警告が早ければ犠牲者が減った可能性があると指摘し、長年心理的問題を抱えていた容疑者
の状態把握が不十分だったと述べるなど、大学側の対応を厳しく批判した。
ケーン州知事の委託を受けた外部専門家の調査委員会がまとめた。チョ容疑者は学内2カ所で発砲
したが、最初の発砲後、大学当局が全構内に警告を発するまで約2時間かかった。報告書は「より早く、
より明確な警告が出されていれば、生存の可能性が高まった」と指摘。当初、容疑者がキャンパスを離れ
たと見た学内警察の初動捜査にも問題があったと述べた。
また、チョ容疑者は中学生時代から心理的障害の症状や自殺・殺人願望の兆候を示していた。特定
の状況で話ができなくなる「場面緘黙(かんもく)症」や抑うつ症状で治療を受けていたが、大学側には知
らされていなかった。
同容疑者は大学入学後も多数の問題行動を起こしており、複数の大学当局者も認識していたが、患
者のプライバシー保護関連法に関する誤解から、情報の共有をしなかったという。
ソース:毎日新聞
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