【書評】 私たちが歴史に黙ることができない理由~『朝鮮人BC級戦犯』と『8月15日の神話』[08/27]at NEWS4PLUS
【書評】 私たちが歴史に黙ることができない理由~『朝鮮人BC級戦犯』と『8月15日の神話』[08/27] - 暇つぶし2ch1:蚯蚓φ ★
07/08/30 22:03:43

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[ブック・デイリー]ここに祖国にさえそっぽを向かれた朝鮮人戦犯をかばったある日本人学者がいる。
『朝鮮人BC級戦犯、解放されなかった魂』(東アジア,2007)の著者、内海愛子教授がその人だ。「朝鮮
人BC級戦犯」と言うのは第ニ次世界大戦後、日本の戦争責任を代わりに担って戦争犯罪人になった朝
鮮人を称える言葉だ。著者は35年前、韓国人問題を研究して朝鮮人戦犯という存在を初めて知るよう
になった。それから今まで彼らに対する研究を続けて来た。

『朝鮮人BC級戦犯、解放されなかった魂』はその努力が結晶した意義深い著作物。同書ははイ・ハク
レ、ユ・ドンジョ、チョン・オンゾク、チェ・ソンヨブなど生き残った朝鮮人戦犯たちの証言と各種
秘密文書、裁判記録を一つ一つ暴く。これを通じて彼らも日本帝国主義に犠牲にされた被害者である
ことを明らかにする。

内海愛子教授はこのような努力を実践に移した。日本政府の謝罪と補償を要求する東進会(?)と一緒に
闘って来た。「この本を通じて多くの日本人が朝鮮人戦犯の苦悩を理解し、その運動を支援してくれ
たらそれより嬉しい事はない」という感想は彼女の意志を明確にするある種の宣誓だ。

‘戦犯’という意味さえ知らない大多数の韓国人にこの本は一種の恥ずかしい鏡だ。もっと恥ずかし
いことは、この本が出版されてから25年余もたって翻訳出版されたという点。今でも多くの人々が一
緒に読まなければならない重要な本だ。

これと共に紹介する本は『8月15日の神話』(クムリ,2007)。東京大学新聞研究所佐藤卓己教授が書い
た日本終戦に関する探求書だ。毎年8月15日になると日本人は過ぎ去った戦争の話をする。ところが
「世界標準」で見れば太平洋戦争の終息は玉音放送があった8月15日には成立しなかった。ポツダム宣
言を受諾した8月14日や日本が降参文書に調印した9月2日が終戦の日だ。それでもどうして日本では8
月15日を終戦として記憶しているのか?正しくそれがこの本の窮極的疑問だ。

著者の追跡は偶然に出会った写真一枚から始まった。1945年8月15日正午の玉音放送を聞いて倒れて泣
く九州香椎飛行機工場の女子挺身隊の写真がそれ。
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著者は写真の正体に疑問を抱いた。1945年の内容を記した写真が日本人たちの注目を集めたのは10年
がすぎた1955年だった。この写真は1955年<朝日新聞>終戦10周年特集記事に登場し、それ以後一番人
気ある‘代表的な玉音放送写真’になった。追跡の過程を通じて佐藤教授の下した結論は、玉音放送
を聞く姿と紹介された写真は実は1941年12月、アメリカとの戦争開始を知らせる放送を聞いた市民た
ちの姿だった。(中略=他にも捏造された写真がある)

質問はもっと明確になる。「どうして不正確な情報を盛った写真、全然違った風景を盛った写真、演
出された写真を1945年8月15日、玉音放送の写真だと紹介したのだろう?」同書は答えを得るために孤
軍奮闘する。「8月15日=以前記念日」を否定した著者の研究は右派はもちろん左派からも批判を受け
たが、あきらめなかった。「いつ8月15日が終戦記念日と指定されたのか」を憶えている日本人がほと
んどいないという事実。このような無知が彼を刺激した。「隣国の国人々と戦争について理性的に討
議するための踏板としてこの本を書いた」と言う佐藤教授。

彼の探求熱は『朝鮮人BC級戦犯』の著者内海教授と比べるに値する。研究対象と目的は違うが「歪曲
された歴史を直す」と言う意志だけは違わない二人の学者だ。熾烈な疑問と検証だけが「歴史の真
実」を明かすことができる。二冊の本はこれを見せてくれる良い例だ。

ソース:daum/ブックデイリー(韓国語)[本VS本]私たちが歴史に黙ることができない理由
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