07/08/29 21:36:11
米歴史教科書、韓国間違い深刻
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2000年代、米国の社会科教科書で扱っている韓国関連内容が相変らず間違いが
深刻なだけでなく、分量も東北アジア3国中で最も少ない水準に留まっていることが
分かった。
韓国学中央研究院など、複数の団体と機関の努力で、1980年代に比較すれば、
次第に史実の間違いも減って、新しい統計も引用する傾向ではあるが、
「金日成が韓国の平和統一のために持続的に努力している」というような記述が
そのまま通用していることが明らかになった。
韓国と関連した分量は東北アジア3国中、中国の7%、日本の16%に過ぎない水準だ。
このような内容はカン・ソンジュ京仁教育大教授(社会教育)が、28日に行われる
シンポジウムで発表する論文「米国歴史教科書に現れた韓国」を通じて明らかになった。
同論文はカン教授が米国21州の大部分が採択している7~11学年(高等学校)用
世界史・世界文化教科書12種を対象に、韓国関連内容を分析した結果だ。
論文によれば、東北アジア3国中、中国と日本は各々平均5.5%、2.4%が割かれている
反面、韓国に関連した内容は全体本文中、平均0.38%に過ぎないと分析された。
内容面では、ほとんどすべての教科書が韓国の文化遺産や社会像を反映するよりは、
主に政治家だけに言及している。
グレンコ出版社の2003年版教科書「人類の経験」だけが、瞻星台、世宗大王、
ソウル五輪などを取り上げただけだ。
さらに米国教科書に最も多く登場した韓国政治家は金日成(キム・イルソン)だった。
特に韓国に対して、単に50個の単語しか使っていない「グローブ・ピロン」社の教科書は
「世界共産主義指導者」という題名の下、マルクス、レーニン、毛沢東と共に、金日成の
写真を掲載して、その下に「2次世界大戦以来、北朝鮮の指導者で、韓国の平和的な統一
のために持続的に努力している」という説明を付けた。この説明が同社の教科書に収録
された韓半島関連内容の全部だ。
世宗大王は6種中「ホールト」社の「人類の旅行」をはじめとして、3カ所だけでハングルを
造ったと言及され、韓国「建国の父」である李承晩(イ・スンマン)元大統領も、金日成の半分
水準の3カ所だけにしか登場していない。
金泳三(キム・ヨンサム)、金大中(キム・デジュン)2人の前職大統領は、韓国の民主的発展と
関連して各々2カ所で、また、朴正煕(パク・チョンヒ)前大統領は「グレンコ」社の2001年版
「人類の冒険」でだけで説明されていた。
米国の教科書では間違いも深刻だった。世界文化教科書の場合、18州が採択した
「ハコート・ブレース」出版社の2003年版は、韓国人の大部分が両親が相手を決めて
結婚すると書いた。
8州で採択した「プレンティスホール」出版社2004年版は、息子だけ両親の姓氏を譲り受け、
1600年から中国が朝鮮を300年間支配したと記述した。
世界史教科書の全部が、東海を日本海と表記し、「グレンコ」社の「人類の経験」は高句麗の
領土を鴨緑江以南に表記していた。
また「ホールト」出版社1999年版に載せられた朝鮮戦争地図には、大韓海峡が対馬海峡と
記されている。
カン教授は「多様な機関・団体で各国教科書の中の間違いとわい曲を探して、是正を要求
しているが、このような作業は、まず教科書に載った韓国情報が多くなければ意味がない」として、
「教科書改正を通した韓国を正しく知らせる事業は、間違いの是正と共に量的拡大運動が
並行されなければならない」と指摘した。