07/08/26 22:22:43
国連人種差別撤廃委員会(CERD)は「韓国が単一民族を強調することは韓国に住む多様な人種の間の理
解と寛容、友好増進に障害になる可能性がある」と憂慮した。また「現代韓国社会の多人種的性格を
認め、教育、文化、情報などの分野で適切な措置を取りなさい」と韓国に勧告した。
我が国が同勧告を受けたと報道されると、「脱民族主義という世界的な流れに積極的に歩調をあわせ
なければならない時」という書き込みから「内政干渉ではないか」という反発まで多くの反応が行き
交った。どうして国連がこの時点で我が国の単一民族性を問題視したのだろうか。先にCERDがどのよ
うな機関なのか、からよく見てみよう。
CERDは1969年発効した国連の‘人種差別撤廃協約’の移行努力を審査するために設立された国連傘下
機関だ。人種差別撤廃協約で規定する‘人種’の概念は、単純に色の差だけではなく、出身国家や民
族など差別と排斥の根拠になる可能性のある事項を広く含む。CERDは毎年3月と8月二度開かれる。8月
現在加入国は我が国を含む173ヶ国。すべての加入国は4年ごとに一回、委員会に人種差別撤廃状況に
対する移行報告書を義務的に提出し、改善可否に対して審査を受けなければならない。(中略)
先に指摘しておきたい点は、CERDが我が国のみを‘特定して’人種差別を無くせとしたのではないと
いう事実だ。今回検討された国家は、我が国を含めてコスタリカ、ニュージーランド、キルギスタン、
コンゴ、モザンビーク、インドネシアなど7ヶ国。審査の結果、我が国だけではなく残り6ヶ国もそれ
ぞれ肯定的側面と憂慮する点に対する勧告事項を指摘された。例えば、ニュージーランドの場合、マ
オリ族に対する差別問題が改善事項として浮上し、コンゴはピグミー族の土地圏がまともに保障を受
けていないという点等が言及された。
また、CERDが韓国の‘単一民族性’に対して憂慮を示したことも初めてではない。「韓国は単一民族
国家で、少数民族に対する差別は見られない」と言う私たちの側の主張はCERDから数回指摘を受けた。
1991年にもCERDは韓国内の華僑とベトナム難民の地位に対して憂慮を示した。この時にも私たちの政
府側は「韓国は単一民族国家で、人種差別はない」と主張し、委員たちは「納得し難い」と言う反応
を見せた。当時には全羅道に対する差別と経開発疎外に対しても問題が提起された。このような攻防
は2003年にも繰り返された。
CERDは2001年、制定された国家人権委員会法、外国人労働者に国内労働者と等しい労動関連保護を提
供する雇用許可制立法などを肯定的事項として採択した。しかし華僑及びその他の少数人種に対する
差別問題をまた指摘し、私たち側は「単一民族国家」の主張を繰り返した。これに対してCERDは「韓
国内の人種分布に対する具体的な統計資料を添付せよ」と言う勧告案を出した。
一部では「政府が‘単一民族’主張だけ続けるのではなく、多人種化する社会に対する統計を積極的
に調べて、あらかじめ知らせなければならないのではないか」と指摘する。当時、CERDは最終見解を
通じて「人種差別を撤廃するための法律制定や制度準備では進んだが、差別問題に対する明確な認識
や法と制度の実効的移行が裏付されていない」と明らかにした。
今回、批判された「純血(pure blood)」と「混血(mixed blood)」部分は、CERDが先に立って取り上げ
たものではなく、私たち側の報告書で先に言及された。報告書は「韓国は単一民族国家で、少数民族
差別は見られない」「しかし、単一民族性から湧き出た‘純血’に対する韓国人の自負心が‘混血’
に対する差別を誘発している」と主張した。この報告書を検討したCERDが「純血と混血という単語は、
人種的優劣主義をまき散らすという点で、憂慮される」と指摘したのだ。
ソース:朝鮮日報(韓国語)[Why]韓国だけ‘人種差別国家’か?
URLリンク(news.chosun.com)
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