07/08/21 01:13:09
馬英九、烏山頭ダムを訪問 日本人の治水を肯定
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国民党の総統選挙立候補予定者である馬英九は昨日、台南県の烏山頭ダムを訪れた。
馬は、嘉南大[土川](*1)を建設した日本人技師・八田與一を認め、
これは彼が始めて日本統治時代の建築物を高く評価したものとなった。
しかし、抗日台湾人を誅殺した台湾総督府民政長官の後藤新平については
やはり軽蔑しており、「台湾人は恩と仇をはっきり分けるべきだ」と語った。
八田與一を認めたことは、馬英九の本土論述を深める重要な一環だ。
馬は、昨日228公義和平救世会の沈澄淵・会長などを訪問し、
本土票の切り崩す準備は明らかだ。
馬英九は昨日、「二酸化炭素削減は農民が頼り、植林が台湾を救う」を公表し、
休耕農地5万haに大規模な造林を行うとした。これは、水源涵養のための目的のほか、
京都議定書に定められた温室効果ガスの割り当てを増やすことができるとして、
造林政策を「台湾の今後30年における重要戦略」と位置づけた。
八田與一は、東京大学を卒業後台湾に来て、1920年から30年にかけて
嘉南大[土川]や烏山頭ダムの設計や建設を行い「嘉南水利の父」と尊敬されている。
馬英九は、烏山頭ダムが1930年に完成してから今年で77年になるのに
今でも役割を果たしているとして、「八田が10年を費やした技術によって、
当時としては世界第3位の大きなダムができた工事に、私は感謝と肯定の意を表する」と語った。
嘉南大[土川]の完成後、当地の畑は水田に変わり、耕地面積も10万haに増加した。
稲の収穫量も大幅に増加し、土地の価格も数倍になり、
八田の貢献は非常に認める価値があるという。
しかし、馬英九は、日本の殖民政府(*2)を非難することも忘れていなかった。
嘉南大[土川]は確かに米の生産量を大幅に増加させたが、
一方でデータによれば台湾の人民の食べる米は減少したことが明らかだとし、
「多くの米は、すべて殖民政府が別の目的のために持ち去っていった」と述べた。
(08/20 03:21)
[ 台南県報道 / 記者:范凌嘉 ]
★ ソースは、聯合報 [台湾] とかからはしょり気味に訳。
URLリンク(www.udn.com) (中国語・繁体字)
★ 画像。
URLリンク(www.udn.com)
URLリンク(1-apple.com.tw)
★ 訳註。
(*1) 4文字目は[土川]を一文字にしたようなやつ。
嘉南平野一帯に農業用水を供給するダムや農業用水路などの利水施設のこと。
後述の日本人技師・八田與一が計画。
(*2) 原文まま。
★ 関連スレ。
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とか。