07/08/20 18:33:57
アマチュア物理学者が発見した理論は、ノーベル賞に値する法則なのか、それとも物理学上の数々
の法則をつなぎ合わせただけのでたらめな理論なのだろうか…。月刊誌『新東亜』8月号が、韓国の
アマチュア学者が発見した、いわゆる「ゼロ・ゾーン」理論について「ノーベル賞の有力候補」と報じた
のに対し、物理学界からは「科学的根拠もない主張を大げさに書き上げ、国民の目をくらまそうとして
いる」と批判の声が上がっている。
『新東亜』は「世界的な学術誌である『欧州物理学会誌』が、元歯科医師で標準反陽子物理研究院長
のヤン・ドンボン氏(53)の「ゼロ・ゾーン」理論について審査している。また、韓国標準科学研究院の方建
雄(パン・ゴンウン)博士ら一部の専門家もこの理論を支持している」と報じた。
「ゼロ・ゾーン」理論とは、質量・長さ・時間など物理学上の7つの基本単位を数字に置き換え、互換性
を持つようにした理論で、これを利用することで誰もがすべての科学を検証できるというわけだ。
これに対し韓国政府は、研究支援を行うか否かを検討するため、韓国科学財団と高等科学院に研究の
妥当性について調査するよう指示したという。
だが、韓国の物理学者らは「概念的な側面において、前後のつじつまが合わない」と政府の要請を一蹴
した。西江大の李範勲(イ・ボムフン)教授ら約10人の粒子物理学者は「科学の範疇にも入らない」という
結論を科学財団に提出した。また、韓国物理学会も今月16日に会議を開き、『欧州物理学会誌』の編集長
に対し審査の状況について尋ねると同時に、『新東亜』に同学会の反論文について報じるよう求めることを
決めた。
ヤン・ドンボン氏は「『欧州物理学会誌』に論文2本を寄稿し、うち1本は13カ月間にわたって妥当性の有無
についての審査が行われているが、もう1本は返送されてきた」と語った。一方、高等科学院のある教授は
「4年ほど前にヤン氏がサムスン・グループに巨額の研究費支援を求めたことがあり、彼の主張に惑わされ
ないようにとアドバイスしたことがある」と述べた。
馬山高校、朝鮮大歯学部を卒業したヤン氏は、1992年以来3000冊以上の物理学に関する本を読み、
自らの理論を確立した、と『新東亜』は報じている。
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