07/08/19 18:42:32
中国産食品:品質重視の日本、価格重視の韓国(上)(下)
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今月13日午前9時、中国・青島港。フェリー乗り場の入口に、大豆・唐辛子・ゴマが入った20キロの
箱が数百個積まれていた。この箱は午前10時 15分に全羅北道群山から到着する予定の、「代工」と
呼ばれる韓国の密売人に引き渡されることになっている。港湾事務所の職員は「毎週月・水・金曜日
にはこうした光景が見られる」と語った。その時、全羅南道務安郡で大豆農家を営むパク・ビョンマンさん
(52)は表情を曇らせ、こう話した。
「こうして大量の農産物が密かに韓国に入ってくる。真空包装されているため、唐辛子などはばらまけば
相当な量になる」と。また、フェリー乗り場で働く朝鮮族のパク・グンさん(18)は「今日だけでも群山港から
約300人、仁川港から約200人(の密売人)が入ってくる」と話した。彼らが1人当たり 20キロの品物を持って
韓国に入国すると仮定すれば、中国産の食品が1日に10トン以上も無関税で韓国に持ち込まれることになる。
唐辛子は1キロ22元(約354円)、ゴマは同じく15元(約241円)で、これは民間の輸入業者が関税を支払って
輸入する原価の半分にも満たない。河南省から正規のルートでゴマを輸入している貿易業者は「中国産の
ゴマや大豆の半分は密売人によって無関税で韓国に入ってくる」と話した。
◆品質を重視する日本、種まで管理
同じ日の午後4時、山東省即墨市のエンドウ豆農場。4万6200平方メートルの農場で生産されるエンドウ豆の
70%は、日本のホテルや学校給食向けに出荷されている。農場管理人のリー・ジンツォーさん(43)は
「種や農薬の種類、他の畑で使っている農薬が風に乗って流れて来ないかまでチェックしている」と話した。
韓国で大豆農家を営むパク・ビョンマンさんが「雑草はどうやって駆除しているのか」と質問したのに対し、
リーさんは「除草剤は使わず、 20人の作業員が手で抜いている」と答えた。これを聞いたパクさんは、
「韓国では考えもしないことだ」と、呆れた表情を見せた。
この農場で作られる野菜を使用した、20種類余りの冷凍野菜を日本に輸出しているのは、韓国人の
チャン・ジュンさん(41)が経営している「青島グローバル食品有限公司」だ。エンドウ豆農場を含む
66万6000平方メートルの農地を所有し、年間350万ドル(約4億649万円)の売り上げを記録している。
母国の韓国ではなく、日本に輸出している理由について尋ねたところ、チャンさんは「韓国は価格だけに
こだわるからだ」と答えた。日本側が求める細々とした条件を受け入れた理由もまた興味深いものだ。
「衛生的な設備を備えれば、その分だけ補償してくれる。日本は餃子用のニラを1トン800ドル(約9 万3000円)
で買ってくれるが、韓国ではそれが400ドル(約4万6000円)になってしまう」というのだ。
>>2以降に続く