07/08/19 16:15:30
記事入力 : 2007/08/19 14:32:57
韓国の「食品鎖国主義」に飲食店店主が苦言
【特集】韓国人の食生活に浸透する中国産食品
唐辛子農家に生まれ、ソウル・新村で15年食堂を経営してきたカン某さん(56)は、
「食品に対する鎖国主義はこれ以上続けるべきではない」と遠慮なく苦言を呈した。
カンさんは7年前、ハワイ旅行中に食べたキムチがとても美味しかったので、その産地を
調べたところ、中国産の白菜と唐辛子を使用し、日本で製造されたキムチだった。その後
カンさんは、中国を3、4回訪れて調査を行った末、山東省のある農家に依頼して契約栽培を
始めた。「唐辛子は乾燥して初めて甘みが出てくるものだが、最近は地球温暖化の影響で
韓国の気候も暖かくなったため、辛いながらも甘みのある唐辛子が珍しくなった」という
カンさんは、「中国産の唐辛子はまだ韓国産よりも質が劣るものが多いが、高級な唐辛子や
ごま油、白菜は韓国産にも引けをとらない」と話している。
カンさんの食堂では、1年間に1.8トンの唐辛子を使っている。このうち80%が中国産だ。
価格は中国産600グラムが7000ウォン(約865円)で、韓国産(5000ウォン=約618円)
より高い。「わたしは中国産が好きなので使っていますが、お客さんに聞かれたらそう答える
ことはできません。まるで悪徳商人のように思われるので…。でもこれからも、いいものが
入ってくるのであれば、(中国産でも)迷わず使いたいです」と語った。
特別取材班
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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