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■[社説] 光復62周年、反省の無い日本
今月末にインドを訪問する日本の安倍首相が、極東国際軍事裁判(東京裁判)当時に
A級戦犯を含む戦犯全員の無罪を主張したインド人判事の遺族との面談を推進してい
るという。A級戦犯の罪すら希薄化させようとする下心が明らかであり、彼の歪んだ歴
史意識を憂慮せざるを得ない。
安倍首相を含む日本の閣僚16人全員が、終戦記念日の8月15日に靖国神社に参拝
しないことを決めたことで、周辺国たちからせっかく好反応を得たのは、ほんの数日前
のことだ。その安倍首相が、態度を一変させてA級戦犯を擁護する行動を見せている
のだから、呆れるほかない。
それでは靖国参拝中断決定は、最近アメリカ下院で従軍慰安婦に関して日本政府の
謝罪を要求する決議案が採択されて国内参議院選挙で惨敗したことによる一時しのぎ
に過ぎなかったということか、と問わざるを得ない。
安倍首相は、侵略戦争で近隣諸国に苦痛を与えた過去に対して真摯に反省するどこ
ろか、平和憲法改訂を推進して軍事大国化の道へと日本を追いやっている。これが周
辺諸国の不信と軍備競争を招き、関係を一層疎遠にする結果をもたらすことになるの
は、言うまでも無いことだ。
日本はアメリカに次ぐ世界第二位の経済大国だが、国連安保理常任理事国進出が挫
折したことに見るように、国際舞台で国力にふさわしい待遇を受けることができない。
歴史問題に対して説得力ある認識と責任意識を示すことができないため、国際社会が
日本を指導的国家と認めることを躊躇しているからだ。明々白々たる歴史的事実すら
歪曲して、責任を回避する行動を続けていては、国際的な恥さらしと孤立を深化させる
ばかりだ。
日本が世界舞台で発言力を持ち、今よりもましな待遇を受けようと思うのなら、世界の
人々の共感を得られる普遍的価値に基づく言葉と行動で信頼を得るのが急務だ。歴史
歪曲は、日本の青少年たちにも誤った歴史意識を植えつけることで、彼らが国際社会
の責任あるメンバーとして尊敬と信頼を得て堂々と活動する機会さえ制約する結果を
もたらすことになる。
実のところ、我が国が日本に対していくら反省を促してみても、国力の裏付けが無けれ
ば空虚な木霊になるのがおちだ。真の克日の道が何なのかを振り返させる、光復62
周年だ。
▽ソース:毎日経済新聞(韓国語)(2007.08.14 17:22)
URLリンク(news.mk.co.kr)
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