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国防部は１３日、乙支（ウルジ）フォーカスレンズ（ＵＦＬ）韓米合同軍事演習の期間に実施する予定だった韓国軍
単独機動演習を秋に延期する代わりに、兵力を動員しない「コンピュータ・ウォーゲーム」を実施する計画だ。国家
非常企画委員会も、ＵＦＬの期間に推進される乙支演習のうち忠武（チュンム）訓練を１０月に延期した。政府は、
韓米両国軍の合同演習と行政部次元の非常事態演習をわずか１週間後に控えて計画をこのように変更してし
まった。「南北首脳会談の成功的推進のムードづくりのためだ」という大統領府の説明に含まれている政府の北朝
鮮に対するアプローチ方式と安保観が懸念される。
北朝鮮は、南北首脳会談発表の２日後、人民軍板門店（パンムンジョム）代表部を通じてＵＦＬを非難した。
大統領府は、「（延期または縮小問題が提起される）可能性を排除できない」と述べていたが、結局、北朝鮮の機
嫌取りに焦点を合わせた。任期を６ヵ月しか残していない大統領の平壌（ピョンヤン）訪問のために年例の野外機動
演習を延期し、「コンピュータ・ウォーゲーム」をして生じる韓国軍の精神的緩みが、将来どのような結果を生むか憂
慮される。
北朝鮮は、首脳会談の実務接触を１３日に開城（ケソン）で実施するという韓国側の提案を５日間黙殺した。
政府の説明によると、北朝鮮は、機動演習の延期の事実が伝えられた１３日午前になって、修正提案を含む電話
通知文を送ってきた。実務接触の前段階から、韓国が北朝鮮に機先を制された格好だ。
在郷軍人会の金文基（キム・ムンギ）スポークスマンは、「年例で通常的に実施してきた韓米軍事演習の日程を北
朝鮮が反対するからといって変更することは、主権国家の体面を傷つけるものだ」と指摘した。国の体面も問題だが、
このようなやり方で譲歩すれば北朝鮮の声だけを育てるという事実を、私たちは十分知っている。未熟な自主国防
論を唱え国民の負担を急増させた政府が、特に北朝鮮に対してだけは「自主的でない」逆説をどのように解釈すべ
きか。
ＵＦＬは、先月に北朝鮮にも通告した演習計画だ。必要ならば、北朝鮮参加団を招待する方法で問題を解決する
こともできた。北朝鮮に引きずられる政府を目にし、韓国の将兵たちが有事の際、祖国と親兄弟のために犠牲になる
決意を固められるのか疑わしい。
ソース：東亜日報
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