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シャープ株式会社(社長:山幹雄、本社:日本国大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号)は、
韓国の三星電子(会長兼CEO:李健煕〔イ・ゴンヒ〕、本社:韓国ソウル市中区太平路2街 サムスン
本館ビル)及びその関連会社の三星電子アメリカ、三星テレコミュニケーションアメリカを、8月6日(米国
東部時間)、米国テキサス州東部地方裁判所に提訴しました。
訴状において、シャープは、三星電子が製造し米国で販売している液晶モジュール、及びその液晶モ
ジュールを組み込み、三星電子アメリカが米国で販売している液晶テレビ・液晶モニターや、三星テレ
コミュニケーションアメリカが米国で販売している携帯電話などが、シャープ所有の液晶関連特許を侵
害していると主張、損害賠償と製品の輸入および販売の差止要求と陪審員裁判を求めています。
訴訟特許は、米国特許第4,649,383号※、第5,760,855号※、第6,052,162号※、第7,027,024号※、
第7,057,689号※の5件です。
シャープは、1970年に液晶の研究に着手し1973年には電卓の表示装置として世界で初めて液晶の実
用化に成功しました。以来、液晶の要素技術ならびに応用商品の開発に、積極的に取り組んでまいり
ました。
そして、2001年には液晶テレビAQUOSを発売、2004年からは亀山工場で大型液晶テレビの一貫生産
をスタートするなど、業界におけるリーディングカンパニーとして液晶産業の発展に貢献してまいりました。
また、永年にわたる研究開発の成果として、日本・米国を初めとする全世界において液晶関連の特許を所
有し、汎用技術の特許については、各液晶パネルメーカーに実施許諾をしております。
当社は、かねてより、当社所有の液晶関連特許のライセンスについて三星電子と話し合いをしてまいりま
したが、現状では話し合いで解決することは困難と判断し、三星電子及び三星電子アメリカ、三星テレコミ
ュニケーションアメリカを特許侵害に基づき提訴いたしました。
<訴訟の対象となっているシャープ保有の米国特許>
第4,649,383号 : コントラストの優れた画像表示を実現するLCDの駆動方法。
第5,760,855号 : 対向電極と接続する静電気対策用の配線を備えた液晶表示装置。
第6,052,162号 : 画素内の光利用効率を向上させる電極配置構造を有する液晶表示装置。
第7,027,024号 : 表示品質を向上させるLCDの駆動装置
第7,057,689号 : 位相差補償により広視野角を実現する光学フィルムを備えた液晶表示装置。
ソース:シャープ
URLリンク(www.sharp.co.jp)