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韓国人の文化的文法/チョン・スボク著/イェ・ジンス記者
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韓国人の誤った優越感は自分を正しく省察できなくしている。韓国人は「日帝による強制
占拠」という屈辱に対する反作用だろうか、その後、爆発的経済成長で自信を得た韓国人
はどこでもうぬぼれたがる。東南アジア人に対する優越意識が代表的だ。もはや世界の超
大国になってしまった日本を見下せるのは南韓と北朝鮮しかないという話もある。
この本は優越主義と根拠のない楽観主義、感情優先主義、二重規範主義、手段方法中心主
義など韓国人の文化的特徴を容赦なくつき崩す。韓国人の病幤を聖域なしに暴き出したパ
ク・ノジャ、オスロ国立大教授の「あなたたちの大韓民国」に続き久しぶりに出た批判的
韓国人論だ。すごく論争的で、あちこちに雷管がついている。
クッ(巫女による信仰儀礼)の地域共同体的情感回復という意味が強調される状況なのに
、巫教を鋭く批判する。最近ネットワーク社会が先に進むほどひどくなる個人主義、破片
主義に対する批判が激しい。しかし、この本は個人を認める個人尊重思想と個人主義を解
法として提示する。
著者はフランス社会科学高等研究員招請研究員で、2002年以後二番目のパリ生活をしてい
る。1980年代は留学生の身分で滞在した。パリの古い横町や通りを巡りながら韓国社会の
宗教と文化、教育、意識構造など韓国社会の問題点を何度もじっくり考えて見たようだ。
「韓国は経済的に世界10大貿易国家になり、自らの力で民主化を果たしたが、既存の伝統
に対する本格的な問題を提起した経験は貧困だ」と指摘する。
彼は韓国社会に対する問題提起のためにまず現世的物質主義、感情優先主義、家族主義、
コネ主義、権威主義、葛藤回避主義など6種の根本的文法を整理した。引き続き派生的文
法として情緒的民族主義、国家中心主義、速度至上主義、根拠のない楽観主義、手段方法
中心主義、二重規範主義の6種に分類する。この12種の要素が複雑に結まって韓国社会の
さまざまな問題点が噴出する。(中略)
彼は特に宗教的問題を集中的に掘り下げる。道教、仏教、キリスト教など外来宗教はどん
な方式でも巫教と結合しなければ韓国人の心性に根付くことができたという点に注目する。
「韓国社会の基底に巫教-儒教結合体を根幹にする文化的文法が根強く作用している。
悪い事を避け、現実に福を望む巫教は現世的物質主義を強化させた。これらは仏教とキリ
スト教にも明らかな跡で残っている。韓国キリスト教で見られる家族利己主義とコネ主義
は儒教の影響と解釈される。」(中略)
結論として韓国人の古い文化的文法を解体して再構成するための雷管が個人主義にあると
力説する。ここで言う個人は主体性と自主性と独自性を取り揃えた個人を意味する。著者
は「個人尊重思想がない限り、年令と性別、出身家門と出身学校、地域を基準にした序列
意識と権威主義は消えないだろう」「個人を尊重しない限り共同体論理の前に個人を縛る
古い文法はずっと通用するだろう。と明らかにした。
※元記事が長いので部分訳です。
ソース:文化日報(韓国語)韓国人の病幤生んだ 巫教-儒教 ‘誤った出会い’
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