07/07/31 10:28:00
U-22日本代表が中国で「完全アウエー」の予行演習に取り組む。4カ国トーナメントに
出場する同代表は30日、舞台となる中国・瀋陽入りし、練習を行った。瀋陽は反日感情が
根強く残る土地柄だといい、8月3日の中国戦のみならず他の2試合でも日本は“ヒール役”
を務めることが濃厚。北京五輪アジア最終予選を前に、まずは反町ジャパンの精神力が
問われる。
中国北東部、遼寧省の省都・瀋陽は反日感情が強く、ある関係者は「04年アジア杯(中国)
のような状況になることもあり得る」と日本代表がバ声を浴びせられた3年前の再現を懸念
した。
在瀋陽日本総領事館もホームページで「U-22サッカー戦のご案内(およびご注意)」と
題し「挑発的と受け止められるおそれのある行為はしない」「チームグッズを装着したりなど
過度に目立つ行動は取らない」ことなどを呼びかけた。
日本は3試合を戦うが、中でも8月3日の中国戦は6万人収容のスタジアムが文字通り
「完全アウエー」状態となる。それでも、反町監督は「いいんじゃない。そういうのを含めて
1つの経験だよ」と歓迎した。北京五輪アジア2次予選では、日本が大本命だったことも
あってアウエーの脅威はさほどでもなかった。しかし、強豪4カ国で1つの枠を争う最終
予選は、よりシビアなアウエー戦になることが間違いないからだ。
さらに五輪会場である瀋陽の雰囲気を体感しておくことは、本大会出場を決めた場合には
大きな財産となる。同代表に同行した日本協会の田嶋専務理事は「五輪のサッカー競技の
開幕は8月上旬だし、気候など、こんなにいいシミュレーションはない」と“前哨戦”での
収穫を期待。強烈な逆風が吹き荒れる中、日本選手はどこまで平常心でプレーできるか
注目だ。
ソース:スポーツニッポン
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