07/07/28 23:46:04
2007年7月27日、北京で開催中の「児童誘拐予防フォーラム」で、強制
労働や売春目的で児童、女性を狙う新しいタイプの誘拐事件が近年急増
している実態が紹介された。公安部刑事局誘拐対策弁公室の尹健中
(イン・ジエンジョン)主任が報告した。
報告によると、現在、中国では年間3000件の女性、児童を対象とした
誘拐事件が起きている。件数そのものは減少傾向にあるが、誘拐目的
に変化が見られるという。
従来、中国では若い女性や女児を誘拐し、嫁不足に悩む農村部で
人身売買するというケースがよく見られたが、近年、それに代わって
強制労働や売春への従事を目的とした女性、児童の誘拐事件が急速に
増加しているという。誘拐された少年らが山西省の無認可レンガ工場で
強制労働させられていた事件は記憶に新しい。
中国公安部はこうした傾向に対処していく方針だが、一方で「誘拐犯罪
全体に対応するには一層の法整備が必要」との声もある。現行の中国
刑法では、誘拐罪の規定は女性、児童のみが想定されており、未成年を
含む男性については規定がない。そのため、男性が誘拐されてもそれ
自体は罪に問えず、違法労働などで摘発するのが関の山だという。
こうした法の甘さ自体が誘拐犯罪を誘発しており、誘拐罪の見直しが
急務と指摘する向きは多い。
ソース(Yahoo!・Record China)
URLリンク(rd.yahoo.co.jp)
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