07/07/22 12:28:33
■韓国人拉致、計画的か偶発的か
アフガニスタンでタリバン武装勢力が韓国人23人を拉致したのは、事前に計画されたものだったの
か、それとも偶発的な拉致だったのだろうか。
安易に判断は出来ないが、これまでに判明した情況を総合すると、極めて緻密に計画されたもの
だったとするのは難しいという見方が優勢だ。ただし、外交部が最近韓国人拉致計画情報を入手
して陸路移動を禁止した情況に照らすと、韓国人をターゲットにした可能性も排除できない。
奉仕団は、19日午後にカブール～カンダハル間の高速道路をバスに乗って移動中、タリバン武装
隊員数十人によって車を止められて拉致された。この地域はタリバンがよく出没する場所であるた
め現地人も通行を避ける道路だという。外国人もカブールからカンダハルへ移動する際は、危険の
多い陸路ではなく比較的安全な航空便を利用する場合が多い。
このため、タリバンがバスに誰が乗っているかを知らずに停車させた後、外国人が多数乗っている
のを発見して直ちに拉致した可能性が高いという観測が提起されている。
タリバンが韓国人人質の数をずっと誤って把握していた点も、このような観測を裏付ける。タリバン
のスポークスマンを自称するカリ・ユースフ・アフマディは当初、18人の韓国人人質を拘束している
と言っていたが、これはアフガンの現地語を話す５人の韓国人を現地人だと見誤ったためだったと
していることから、緻密な事前計画によるものではなかった可能性がいっそう高くなる。
アフガン警察も、奉仕団を乗せた車が同地を通過するという事実を知らなかったという。同様にタリ
バン武装勢力も、移動情報を事前把握していた可能性は低いと思われる。
しかし、タリバンが何らかの形で韓国人を狙っていたという情況は、続々と現われている。今年２月
には外交部が、「タリバンが韓国人を拉致する計画がある」という情報を入手し、駐アフガン大使館
と駐パキスタン大使館を通じて現地NGO関係者や宣教師らの陸路移動を別途通知あるまで自粛す
るよう要請するほど、韓国人に対するテロの脅威は相当に高い水準だった。
昨年夏にキリスト教系非政府団体である「アジア協力機構」(IACD)がカブールで、韓国人数千人が
参加する「アフガン平和祭り」を企画し、現地で一部反感があったとされる。韓国人拉致は、このよう
な雰囲気の延長線上で行なわれた可能性もあると指摘されている。
▽ソース：聯合ニュース／Yahoo!Koreaニュース（韓国語）（2007/07/22 11:40）
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