07/07/21 18:22:32
中国への不正送金を目的とした「地下銀行」を営んでいたとして、
愛知県警国際捜査課と中村署は、銀行法違反(無免許営業)の疑いで、
中国籍の住所不定、無職黄沢揮容疑者(53)を逮捕、二十一日送検した。
共犯の中国籍の男(46)を指名手配し、行方を追っている。
黄容疑者らは二〇〇三年九月ごろからことし三月にかけ、三十四
都府県の中国人から依頼を受け、計約二千五百回にわたって総額
約十五億円を不正に送金。その手数料として1%程度の利益を得て
いたとみられる。
調べでは、二人は〇六年七月からことし三月までの間、愛知、岐阜
両県などの中国人七人から中国の親元などへの送金を引き受け、
十二回前後にわたって計三百八十七万円を不正に送金し、その0・9-
1・1%の手数料を受け取っていた疑い。黄容疑者は「手伝っていただけ
で違法とは知らなかった」と容疑を否認しているという。
これまでの調べで二人が携帯電話で送金依頼を受けると、日本円を
プールしている中国・福建省の口座から依頼主の親元に指定額が
届けられる一方、依頼主は二人の個人や法人名義など二十八口座に
手数料込みの金額を振り込んでいた。二人の手数料を差し引いた額は
香港にある貿易会社名義の口座を通じ、福建省に流れていたとみられる。
ソース(中日新聞) URLリンク(www.chunichi.co.jp)