07/07/21 10:50:52
韓国で「食の安全」をめぐる事件が相次ぎ摘発されている。
大腸菌で汚染された氷や、「マグロ」と称した深海魚などが国内で公然と売られていたことがわかり、
国民の間では「中国での問題はひとごとでなかった」と衝撃が広がっている。
韓国の警察当局は今月18日、今年6月までの約3年半にわたり、
汚れた地下水で作った氷計約5000トンを販売していたとして、
ソウル近郊の製氷会社の社長(57)を食品衛生法違反などの疑いで逮捕した。
この会社は、近くを流れる川から土中に染み込んだ地下水をくみ上げて氷を作ったのに、
「天然岩盤水が原料」と偽り、「カクテルに最適」などのうたい文句で販売していた。
氷からは基準の100倍近くの大腸菌や発がん性物質が検出された。
一方、国内各地の料理店では、「キルムチ」(日本名バラムツ)と呼ばれる
食用に適さない深海魚が「マグロ」として提供されていたことが判明し、
食品医薬品安全庁は6月、急きょキルムチの流通を禁止した。
同庁によると、ソウルや釜山の水産会社がキルムチを輸入し、卸売業者が切り身に加工した上で、
日本料理店や刺し身店に「マグロ」と偽って販売。
店では、真っ白なキルムチの刺し身が「白マグロ」の名前で客に出されていた。
キルムチは、人間には消化できない脂質が多く含まれていることから、食べると激しい下痢に襲われる
恐れがあり、日本では食品衛生法上の「有害魚種」として食用が禁止されている。
ソース
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)