07/07/14 13:17:44
インド、米国、日本、オーストラリア、シンガポールが今年9月、空母3隻を含む各国艦船による
合同海上軍事演習をベンガル湾周辺で実施する、とインドの英字紙ヒンドゥーが安全保障担当高官
の話として13日報じた。今回の軍事演習は中国抜きで行われるため、中国政府にとっては
周辺国が中国封鎖戦略に乗り出すとの懸念を抱かせることなりそうだ。
同紙によると、今回の演習には米国の原子力空母2隻とインドの空母1隻を含む艦船20隻、
戦闘機80-100機が参加するという。演習計画は今年初めに浮上し、6月に参加国が開いた会議で
具体化された。
こうした動きは、日米豪など主要海洋国と最近緊密な関係を築いてきたインドの動きをけん制してきた
中国にとって、大きな圧力に(と)なる見通しだ。6月の会議でインドとオーストラリアは「安全保障と
防衛が会議の議題ではないことを保証する」と強調したが、中国は公式外交ルートを通じ、会議の
目的を明らかにするよう求めるなど、神経質な反応を見せた。このためインドのメディアは、
中国を刺激しないよう、ロシアや中国に近い太平洋近海ではなく、ある程度離れた場所を演習先に
選んだと報じた。
ヒンドゥー紙によれば、インド付近の公海上で大規模な海上演習が実施されるのは異例なことだという。
なお、今回と同様の合同演習が2005年にもインド南部のマラバル海岸で行われ、米空母ニミッツと
インドの軽空母ビラートが参加した。
ナム・スンウ記者
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