07/07/13 22:37:51 mzrx13L+
敵は意外なやり方で攻めてくる 「民間防衛」より引用 P236
ある国家元首の「政治的告白」と題する著書から:
《われわれは、勝利に到達するまでわが道を倦むことなく歩み続ける。われわれは敵を憎む。
彼らを容赦なく滅ぼそう。武器による戦いに比べ費用のかからぬやり方で、敵を滅ぼすことが
できるのだ。「魅力」で魅きつける宣伝は、われわれの手の中にある効果的な武器だ。われわ
れは、われわれの意図するところを、美しい装飾で包み隠さなくてはならない。文化は立派な
隠れ蓑に利用できる。
音楽、芸術、旅行などの口実で、仲間をつくろう。展覧会とスポーツの祭典を組織し、利用し
よう。わが国に旅行者を引き寄せ、彼らにわれわれの優越性を納得させよう。これらの「文化
交流」は、事実は一方通行としなければならぬ。わが国に、われわれの教養や生活様式にとっ
て好ましくない退廃的思想、新聞、書籍、映画、ラジオ放送、テレビ放送などの、どのような
ものも入れさせないようにしよう。
科学の面では、できるだけ多く受け取り、少なく与えるようにしよう。彼らは愚かで退廃的だ
から、われわれの企てのなすがままになるだろう。われわれが彼らに与えるフリをすれば、い
い気持になってしまうだろう。彼らは、われわれの政治的思想は信じまいとするが、だんだん
それに侵されていくだろう。このようにして、われわれは、彼らの心をとらえていく。彼らは
ワナに陥り、われわれは、彼らの首に彼らを締め付ける輪をかけるのだ……。》
・日本国内で同調者を得る
・敗北主義を植え付ける
そしてその結論は、時代遅れの軍備防衛は放棄しよう、ということになる。
新聞は、崇高な人道的感情によって勇気付けられた記事を書き立てる。
学校は、諸民族の間との友情を重んずべきことを教える。
協会は、福音書の慈愛を説く。
この宣伝は、最も尊ぶべき心の動きをも利用して、最も陰険な意図のために役立たせる。
・わが国の防衛力を弱めようとする