07/07/13 17:30:44
20代から30代の若年層の間に、電話1本で数万ウォンを稼ぐ新種の財テクが流行している。
カード会社やインターネット接続業者、ケーブル放送業者などにサービスを解約すると「脅迫」し、
年会費免除、料金割引などの特典を引き出すいわゆる「解約財テク」だ。
インターネットの掲示板には「解約財テク」を活用し、金を稼いだというネットユーザーらの
成功談が相次いで掲載されている。
会社員のチェ某さん(39)は、Sカード社に「ほかのカードに替える」と電話をかけ、
3万ウォン(約4000円)を手にした。
オペレーターが、チェさんにカードを使い続ければ、現金のように使うことができる
3万ポイントを提供すると提案したためだ。
チェさんは「インターネットで解約財テクの話を読み、電話をかけてみたところ、
オペレーターが本当3万ポイントを提供してくれた。顧客に特典をあらかじめ与えず、
顧客が自ら動かなければならないとは実にあきれた」と体験談を語った。
新規会員の誘致競争が熾烈な超高速インターネットやケーブル放送業者も解約財テクの攻略対象だ。
主婦のイ某さん(35)は、5年間使い続けている超高速インターネットのA社に電話をかけ、
10万ウォン分の謝恩品を受け取ることに成功した。
あるカード会社の関係者は「新規に会員を獲得しようとすれば、営業費用が5万ウォン(約6700円)から
8万ウォン(約1万700円)もかかるので、業者の立場としては従来の会員を引き止めておく方がはるかに利益になる。
だが、常習的に解約すると脅す顧客や、優良顧客ではない場合は絶対に引き止めない」と事情を明かした。
実際に解約財テクがどこにでも通じるわけではない。会社員のキム某さん(35)は、
B超高速インターネット業者に解約すると伝えたところ、本当に解約されてしまった。
キムさんは「解約するつもりはなく、ただ利用料金を少し割引させようと電話したところ、
オペレーターが分かったと言い、すぐに解約してしまったので非常にあわてた」と話した。
李敬恩(イ・ギョンウン)記者
朝鮮日報
URLリンク(www.chosunonline.com)