07/07/12 00:37:34
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カー・レーシングと全然似合わない桜色のマシンは一番先に決勝線を通過した。車から降
りてヘルメットを脱いだ男は黒い髪、黄色い顔の黄色人種だった。
ドイツ・ニュルンブルクで7日開かれた自動車競走大会フォーミュラ3(F3)で韓国系史上初
めて1位を占めたチェ・ミョンギル、あるいはリカルド・ブルインス・チォイ(22)。彼は生
後4ヶ月でオランダに養子に出された韓国生まれだ。
数ヶ月前、彼は自分の車を桜色に塗った。レーシング・ガールを従える超男性的スポーツ
であるカー・レーシングではタブーにされる色彩だ。何日か後、チェ・ミョンギルは自分
の車にバービー人形の独特の書体デザインと人形製作社であるマテル社のマークがつけら
れているのを見つけた。「ぎこちない」「似合わない」と冷やかすためチームの同僚たち
がやったいたずらだった。
マールボロータバコを連想させる情熱的な赤色のスポーツカーの横に並んだチェの愛車は
ちょっと見に女の子達のおもちゃのように見える。チェが自動車の色に固執するのは理由
がある。彼の養父母はチェを空港で初めて受けとった時、彼の名前と生年月日が書かれた
文書とともにムクゲの花一輪を一緒に受けとり、この事実を後で息子にも話した。
チェ・ミョンギルは「韓国の国花ムクゲは不滅を象徴する。忍耐する韓国の文化、献身と
勤勉の精神が、この花の中に盛られている」とスポーツカーに書いている。韓国に対して
知りたがっていた彼は、去年12月から約2ヶ月間ソウルを訪問した。韓国語を学び、韓食
を食べた。インタビューのために会った彼は、韓国語はまだまだだが、焼肉をおいしく食
べていた。
レーシング服を脱いだ彼は、平凡な大学生のようで小さな目は通常の韓国人よりもっと韓
国人みたいだった。彼は「韓国的なことにはなんだか愛着がわく」と言ったが、親を捜し
たいのか、という質問に対しては「まだ心の用意ができていない」とたんたんと語った。
彼は韓国を経験して帰った後、インターネットで韓国の偉人を検索し、桃色に塗ったスポ
ーツカーに檀君・安昌浩(アン・チャンホ)・キム・ユシンなど韓国偉人の名前を刻んで
入れた。チェは「100人の名前を見つけたが、自動車が小さくてあんまり入れることができ
なかった。もっと大きな車に乗って、もっと多くの名前を入れたい」と述べた。
F3公式ホームページ(www.formel3.de)には彼の国籍がオランダではなく韓国になっている。
彼がF3で頂点に上がった8日、授賞掲揚台にはオランダ国旗ではなく太極旗が一番高い席を
占めた。大会組織委は難色を示したが、チェ・ミョンギルが切に望んで例外として認めた。
チェは国家対抗戦性のカー・レーシング大会A1GPに参加したがる。もちろん韓国代表とし
ての出場だ。これはチェ・ミョンギルの夢であるF1に行く跳躍台になるだろう。
(後略)
ソース:日韓スポーツ(韓国語)韓国系史上初F3チャンピオン入養児チェ・ミョンギル`I am Korean`
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