07/07/11 11:29:49
中国国連大使「制裁解除検討を」 対北朝鮮
北朝鮮が核施設の稼働停止・封印など「初期段階の措置」を履行する
可能性が高まったことを受け、中国の王光亜・国連大使は10日、
国連安全保障理事会の決議に基づく対北朝鮮制裁の解除を検討
すべきだとの考えを示した。安保理会合後、記者団に語った。
北朝鮮の核実験に伴い昨年10月に安保理が採択した制裁決議は、
北朝鮮への大量破壊兵器関連物資やぜいたく品の禁輸のほか、
核計画に関与する北朝鮮当局者らの海外資産凍結や船舶などの
貨物検査を加盟国に義務づけている。一方、必要に応じて「制裁措置の
強化、修正、停止、解除を含む見直し」を行う可能性も盛り込まれている。
王大使は、制裁解除が「情勢を改善し、問題の恒久的な解決を
見いだす手助けになるのは間違いない」と主張。中国が直接、
安保理に解除を働きかけるかどうかについては、6者協議の
主要当事国の反応を待って決めるとした。
一方、制裁委員会のスパタフォラ委員長(イタリア国連大使)は
同日、決議で義務づけられている制裁実施状況に関する報告書の
提出国が、4月の前回報告から3カ国増え、192加盟国中71カ国に
達したと安保理に報告した。
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