07/07/10 14:02:35
URLリンク(www.cnn.co.jp)
北京(ロイター) 中国の上海でこのほど、
食材用にトラックで運ばれていた800匹以上の
猫が動物愛好家らに救われ、食卓に上る運命を逃れた。
この救出劇で大きな役割を果たしたのは、
中国で威力を増しているインターネットを通じた行動だった。
動物の権利擁護に取り組んでいる活動家によると、
自宅から行方不明になったペットを探していた女性が今月6日、
上海市内の駐車場で、猫の入った木箱を積んだトラック2台を発見。
1台は間もなく走り去った。
女性から連絡を受けた活動家の友人たちが、インターネットの掲示板に
トラックについて書き込んだところ、
これを読んだ動物愛好家ら約30人が駐車場に駆けつけ、
移動を阻止。トラックには、猫が入れられた木箱42個が積まれていた。
飛んだりはったり泳いだりするものなら何でも食べる「グルメ」が
集まるとされる南部広東省に送られる途中で、
すでに圧死したりかみ殺されたりした猫も多かった。
活動家は警察に通報したが、猫が盗まれたものだとする証拠が不十分だとして
、警察は活動家らに猫の買い取りを提案。トラック運転手は1匹につき
14元(約230円)を要求したため、活動家らは1万元
(約16万円)以上を払って840匹の猫を引き取ったという。
中国ではこのところ、インターネットの情報をきっかけに、
市民らが団結する事案が相次いでいる。
北部山西省のれんが工場の強制労働が明るみに出たケースでは、
工場で働かされていた子どもたちの父親たちがインターネットで
キャンペーンを繰り広げたことが、発覚のきっかけの一つとなった。
このほかにも、上海と杭州を結ぶ磁気浮上式鉄道の計画が反対住民らの
インターネット請願で見直されたり、南東部の港湾都市厦門で化学工場の建設が、
携帯電話のメールで危険性について知った
住民らの反対によって棚上げになったりしている。
URLリンク(www.cnn.co.jp)