07/07/10 12:33:54
最近、韓国トヨタとホンダ・コリアが発表した2006会計年度(06年4月-07年3月)の実績によると、
昨年は売上高の増加幅に比べ営業利益の増加幅がはるかに大きかったことが分かりました。
トヨタは売上高が22%、営業利益が77%それぞれ増え、ホンダは売上高が88%、営業利益に至っ
ては実に363%も増えました。
これは、韓国で車を売った際に生じる日本車メーカーの利益が、昔に比べて増えていることを意
味しています。理由としては、韓国国内に商品を持ち込む際に生じる為替差益幅が円安の影響で
拡大していることのほか、ここのところの販売増加で「規模の経済」面での収益性も高まってきて
いることが挙げられます。
しかし、こうした大幅な収益率の向上は、このような理由だけでは説明できません。韓国トヨタが
販売している高級車レクサスのマージン率が高いということは、すでに周知の事実ですが、ホンダ
の収益率急増については説明がつきません。ホンダ・コリアは、3000万ウォン(約400万円)台の
アコードとCR-V、2000万ウォン(約260万円)台のシビックを主力車種としています。こうした価格
設定を背景に、業界は「多くの車を売ったところで収益はそれほど望めない」と予想していましたが、
これが完全に外れたわけです。
ホンダ・コリアが韓国国内で販売しているすべての車種は、そもそも日本で生産されています。
日本は依然としてコスト高の国ですし、韓国国内へ持ち込む際にも通関や物流面でのコストが掛
かってきます。しかし、このようなコストを踏まえ、2000万-3000万ウォン台で車を販売したとしても、
多くの利益が計上されています。つまり、中低価格ブランドのホンダにはいまだに値下げの余地が
残されているというのです。また、ホンダの立場からすれば、あえて値下げに踏み切らなくても韓
国車の値段が急激に上昇しているため、韓国の消費者からは一切文句が上がってこないのです。
ホンダの昨年の営業マージンは13.7%と非常に高い水準でしたが、現在の韓国車の価格構造が
今後も引き続き維持されれば、販売台数はさらに増え、マージンもさらに加算されることでしょう。
高いマージンをベースに値下げを断行すれば、販売のさらなる増加が見込まれます。ホンダは今
年の上半期に韓国国内で計3610台の車を販売し、輸入車の販売台数1位を占めました。
また、来年は年間販売台数で1万台を突破することが予想されています。
こうしたホンダの販売好調を皮切りに、トヨタの大衆車までが輸入されるようになれば、韓国国内の
自動車メーカーの内需シェアを上回ってしまう輸入車メーカーが、あるいは出現しかねないところに
まできているのです。
URLリンク(www.chosunonline.com)
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