07/07/07 16:26:01
「ウリ(わが)民族フォーラム2007 in 岡山」(主催=同実行委員会)が2日、岡山衛生
会館(三木記念ホール)で行われた。今回で12回目となるフォーラムには、中央と各県の
青商会会長をはじめとする役員と会員、岡山をはじめとする各地の同胞ら約650人が
参加した。「同胞社会の『夢』をカタチに」をテーマに行われたフォーラムでは、朝・日の
青年らによるオープニングや地元岡山青商会メンバーによる合唱、青商会の元メンバーら
によるトークショー、青商会として今後取り組むべき企画をプレゼンする「ミレ(未来)
プロジェクト2007」などのほか、岡山朝鮮初中級学校の生徒らによるコンサートなどが行われた。
■4人がプレゼン■
青商会中央アドバイザーである金舜植弁護士、姜志成・岡山県青商会常任幹事、李忠烈・
茨城県青商会会長、金世鎮・京都府青商会幹事長の4人が出演し、プレゼンを行った。
同胞弁護士育成基金の設立について語った金舜植弁護士は、各地域で豊かな同胞社会を
再構築していくことが青商会の役割だと指摘。実質的な勝訴といえる和解を勝ち取った
「枝川裁判」が示すように、「運動のプロ」としての真の同胞弁護士をより多く育てなくては
ならないと強調した。そして、朝鮮大学校で弁護士を目指す生徒らを支援するために基金を
設立しようと訴えた。
ネットワークの力で新たな全盛期を切り開くことについて語った姜志成幹事は、同胞社会の
未来を担っていく子どもたちが学ぶ朝鮮学校が、日本当局による弾圧や同胞数の減少と
少子化などにより存亡の危機に立たされていると述べながら、各地の青商会で行っている
朝鮮学校支援事業を一つにまとめ、すべての朝鮮学校の新入生に制服を贈呈しようという
プロジェクトを打ち出した。
青商会によるビジネススクール開設の必要性を訴えた李忠烈会長は、在日同胞には1世
から受け継いだ起業精神と豊かな人的ネットワークという企業家にとってとても有利な
要素を持っているものの、ビジネススキルが足りないのがネックになっていると指摘。徹底的に
実践に即した内容を基本にスキルを身につければ、多くの在日同胞に新たなビジネス
ステージを提供することができると強調した。
スポーツ分野におけるコリア共同応援グッズの製作について述べた金世鎮幹事長は、
6.15統一時代を迎えた今、北と南の和解、統一へと向けた動きはとくにスポーツ分野で
加速化していると述べながら、「ウリ」という共通項に基づき、北と南、海外のすべての
同胞がオリンピックをはじめとする国際大会で、青商会で製作した同じグッズで選手たちを
応援することにより、統一の雰囲気をさらに高めようと訴えた。
4人のプレゼンは、会場および審査員の厳正なる審査の結果、すべてが最優秀賞を授与された。
(以下略)
・URLリンク(www1.korea-np.co.jp)