07/07/06 15:56:41
韓米FTA（自由貿易協定）交渉が妥結したことから、今後は多国籍製薬会社の新薬特許権が
大幅に強化される見込みだ。これに伴い、これらの企業が開発した新薬を複製し販売してきた
韓国の製薬会社は没落する可能性があるとの危機感を抱いている。しかし、積極的に海外市場を
攻略しながら韓米FTA交渉による危機的状況を打開する製薬会社も多い。すでに海外市場で
国別シェアトップの韓国産医薬品もいくつか登場している。
◆海外で人気が高い医薬品
保寧製薬は1980年代から台湾へ「ゲルフォス」の輸出を開始し、台湾で胃もたれや胃痛を治療する
胃薬のシェアで90%以上を占めている。93年には中国への輸出も開始し、やはり80%のシェア
を確保した。一方、韓国でのシェアは75%に過ぎず、海外のほうがより好評だ。
同社関係者は「中国人は胃の調子が悪い時、茶を飲んだり辛いものを食べる。このことを知り、
ゲルフォスが中国でも売れると判断したのが当たった」と説明している。同社は今年、ゲルフォスが
韓国よりも中国や台湾で多くの売り上げを記録すると期待している。同社の金昇浩（キム・スンホ）
会長は「ゲルフォスを輸入している台湾企業と合弁で販売を専門に手がける会社を設立し、
中国市場をより積極的に攻略する計画だ」と明らかにした。
韓美薬品の小児用栄養剤「メディラックビター」（中国名：マミアイ）も中国市場に浸透している。
同社は中国人が政府による一人っ子政策で子供への投資を惜しまない点に着目し、高級品で
あることを前面に押し出す戦略で中国人に受け入れられた。この栄養剤は現在、
中国の小児用栄養剤の中でシェアトップを占める。
SKケミカルは昨年から貼り薬「トラストパッチ」の輸出を開始し、同様の戦略を展開している。中国は
韓国とは異なり、医師の処方がないとこの薬を使用できない。同社の関係者は「中国の富裕層は
総合病院で医師が処方した薬を好むという事実を考慮した。医師らに対しトラストの優れた点を
積極的に伝えている」と説明した。
■ソース（全文）
韓国産の医薬品が世界で好評なワケ（上）
URLﾘﾝｸ(www.chosunonline.com)
韓国産の医薬品が世界で好評なワケ（下）
URLﾘﾝｸ(www.chosunonline.com)