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【社説】“平昌の夢”は捨ててはならない
江原道平昌(カンウォンド・ピョンチャン)が2014年冬季五輪誘致に失敗した。4年前、カナダの
バンクーバーに逆転負け、今度はロシアのソチにラストで逆転を許してしまった。冬季五輪誘致が、
立ち後れた地域開発の転機となるものと期待した平昌郡と江原道民の失望は言葉にできないだろう。
しかしこのままへたりこんではいけない。2度失敗したからと“平昌の夢”を捨てることはできない。
むしろ国際スポーツ界から好評を博してきた平昌が、土壇場であっけなく脱落した原因を冷静に分析し、
未来に備えなければならない。冬季五輪は2018年にも、2022年にも開かれる。一部では誘致失敗が、
ただでさえ脆弱な国内のウィンタースポーツの底辺をいっそう委縮させるのではと懸念している。
しかしそれではいけない。今回の投票では歴代冬季五輪でおよそ293個のメダルを取ってからも
一度も大会を誘致することができなかったロシアの訴えが効いたという。我々はこれまで31個しか
メダルを獲得していない。それも金メダル(17個)はショートトラック種目でしか出ていないのだ。
著しい競技力の差とかたよった選手層が開催地決定に影響を及ぼしたのだ。韓国はリュージュ、
ボブスレーのような種目は訓練場すらない。多様な種目のウィンタースポーツを支援・育成する政策を
今からでも広げなければならない。そんな点でフィギュアスケートのキム・ヨナ、スピードスケートの
イ・ガンソクのような世界的な選手たちが続々と登場することはうれしい信号だ。
競技以外の側面でも反省が必要だ。特に今回弱点として現れたスポーツ外交力の強化に力を
傾けなければならない。ロシアの物量攻勢のせいにばかりしてはいけない。国際スポーツ大会誘致戦は
結局経済力、外交力など総体的な国力間の対決という点を忘れてはいけない。韓国は今年に入って
2011年世界陸上選手権大会(大邱)と2014年アジア大会(仁川)誘致に成功した。
年末には麗水(ヨス)市が立候補した2012年世界博覧会の開催地が決まる。平昌郡民、
江原道民に今一度ねぎらいの言葉を送り、数カ月後、麗水市には歓呼の声と祝福の爆竹が鳴ることを祈る。
URLリンク(japanese.joins.com)