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道内観光地にアジアのＴＶ取材 極上の自然に高まる関心 道運輸局 外国人客誘致に期待（07/03 09:27）
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アジア各国・地域のテレビ取材陣がこの夏、北海道の観光地を紹介する番組づくりのため、
相次いで来道する。すでに６月末から北海道入りしているタイのほか、今月には中国、台湾の
取材陣が訪れる予定だ。台湾などを中心に北海道への関心が高まる中、北海道運輸局が
取材陣受け入れに積極的に協力していることが背景にあるようだ。北海道観光の魅力がアジアに
幅広く発信されるきっかけになるか－。
三日まで五日間の日程で来道中なのが、タイのテレビ番組「セイ・ハイ」の取材陣一行。
同国の人気女優ティックさんがリポーターを務める日本紹介番組で、今回の取材では札幌や登別、
洞爺湖周辺を回った。札幌市内では大通公園やモエレ沼公園などを撮影。取材スタッフの一人は
「タイでは北海道の雄大な風景や花がよく知られており、視聴者の関心も高いでしょう」と話す。
番組は八月上旬から三、四回にわたって放送されるという。
今月下旬には、元ミス台湾の人気女優、温翠蘋（おんすいぴん）さんらの一行が道南と道東北を
取材に訪れる。すでに北海道情報がかなり行き渡っている台湾だが、「今回の取材の狙いは
ドライブ旅行情報」（関係者）。今秋にも施行される改正道路交通法により、台湾人観光客も日本国内で
レンタカーなどの運転が可能になることから、景観に優れた「シーニックバイウェイ」の指定ルートを
取り上げる。この取材をもとに四十五分間番組を二本制作し、日本情報専門の衛星テレビ局
「ジェットＴＶ」が九月にも放送する。
台湾の別のテレビ番組のクルーも同時期に来道するほか、今月中旬には中国・上海のテレビ番組の
一行も道内へ取材旅行に訪れる予定だ。
相次ぐ取材陣の来道は、外国人観光客誘致を目指す国の「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の一環で、
運輸局などが滞在費用の一部を負担するなど取材受け入れに協力していることも背景にある。
運輸局は「台湾などでは同じ番組を何度も再放送する場合が多く、ＰＲの力は大きい」とその効果に期待する。