07/07/03 19:17:13
「お食事はされました? 何も考える余裕がなくて…すみません」
26日午後、仁川(インチョン)国際空港で出会ったチェ・ジウ(32)と最初に交わした挨拶だ。
MBCドラマ『エアーシティ』の撮影が遅れて、約束より4時間遅く会った。彼女は収録スケジュール
のため「1か月間、家に帰れなかった」「最近はキムパプ(のり巻き)で食事を済ませて、
1日2~3時間ずつ仮眠をとっている」と明かした。前日にも夜を徹したせいか、インタビュー中、
口元は笑顔を浮かべていたが、目元は眠たげなのが歴然としていた。
チェ・ジウは『エアーシティ』で、空港の運営本部長であるハン・ドギョン役を演じている。
ドギョンは5ヶ国語に精通した専門家で、冷静で堂々としている。これまで“涙の女王”“清純可憐”の
ような修飾語が付きまとっていたチェ・ジウが、3年ぶりにドラマに出演し、変身を試みたキャラクターだ。
「仕事欲が強い“クール”な女性です。理想的なキャリアウーマンを演じてみたかったけど、
これまでの役柄と違うので上手く演じられるかたくさん悩みました。芝居をしながらも、
私と性質が違うみたいで大変でした」
彼女の悩みは現実として表れた。16部作で60億ウォンの製作費と、トップスターイ・ジョンジェ、
チェ・ジウのキャスティングで話題を集めた『エアーシティ』は、5月中旬の初回放送以来、
6月3週目には視聴率が9.5%(TNSメディアコリア)までダウンした。睡眠もままならずに撮影しているが、
ドラマのホームページでは「演技がぎこちない」という酷評が続いた。KBS2『冬のソナタ』(2002年)、
SBS『天国の階段』(2003年)等の様々なヒット作を生み出した“韓流スター”チェ・ジウとしては、予想外の結果だ。
「思いっきりぶつかりましたね。前作がうまくいったからって自惚れていました。10年以上も
演技をしてきたけど、女優という仕事は決して侮れないですね」チェ・ジウは「私は千の顔を持つ
演技派女優ではないみたい」「自分が自分自身を未熟だと感じたし、勉強と努力が必要だという
事実を悟った」と明かした。視聴者の厳しい忠告が「痛いけれども役に立った」とも言った。
「母に、“興行不敗神話が崩れたといわれている”と言ったら“大丈夫。神話とは壊れるものよ”と
言ってくれました。すぐに損得を考えて一喜一憂するよりは、学ぶきっかけにしようと思います」
チェ・ジウは日本で、『冬のソナタ』『天国の階段』といったドラマにより、“韓流スター”として脚光を
浴びている。人々は彼女を“ジウ姫”と呼ぶ。“姫”は高貴な身分の女性に付ける尊称だ。
TBSドラマ『輪舞曲-ロンド-』(2006年)や、様々な大企業のCMにも出演した彼女は、
“韓流スター”という呼称が「気分は良いけど、そのせいでもどかしい誤解なども経験した」と伝えた。
「何をしても“日本を狙っている”と、悪く考える人が多くなりました。“韓流スター”
である以前に、国内で“韓国女優”として認められたいです」
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