07/07/02 21:25:29
中国、環境基準強化…韓国業者被害続出
中国が環境基準を強化し、韓国企業にも直接的な被害が出ている。
先月29日から7月1日まで、中国東部江蘇省南通市で、上海、江蘇、浙江省など、華東地域に進出した
18地域の韓国商会代表らが参加して、経済通商振興会議が開かれた。
会議は、華東地域に進出している韓国企業が、四半期ごとに集まり、駐上海総領事館主催で懸案を
議論するもので、この日の会議で最も大きな懸案は、日に日に強化される中国の環境基準だった。
中国3大湖のひとつ太湖に、大規模な緑潮現象が発生したのに続き、安徽省の巣湖でも緑潮が覆い、
これらの湖を囲んでいる広範囲な地域で環境基準が強化されている。
太湖の緑潮現象で、江蘇省の大部分の企業が厳しい状況に直面している中で、無錫では既に韓国企業
2社が廃業または部分的な工程中断命令を受けた。
ある反物染色業者は、廃水処理施設が完備するまで、作業が部分的に中断され、ある錠掛け鎖製造業者は
最も重要なメッキ工程を打ち切れとの命令を受けて、事実上、廃業措置となった。
外国人投資を奨励する地方政府も、環境問題についてはこれ以上助けることができないという点を
直間接的に伝えてきている。水質汚染で民心が厳しくなり、根拠がない流言飛語も中国に進出した
韓国企業を困らせている。
ハイニクス電子が成功的に進出したと評価されている無錫では、太湖汚染はハイニクス稼動以後に
できた現象だと批判されている。ハイニクスが保安問題で環境設備などに対して積極的な広報をしない
ためもあるが、中国で環境問題が日に日に尖鋭化している反証だ。
韓国企業の進出が大きく膨らんでいる江蘇省蓮雲港政府は先月28日、環境汚染源輩出業者リストを作成、
公表しな、老朽化した設備を是正すべき期間まで区切った。
中国に進出して事業をする人々の中で“醜いコリアン”も問題になっている。企業活動で、不渡りを出すことは
避けられない状況もありえるが、一部の韓国悪徳業者は賃金未払いなどで自身の持分を取りまとめた後、
夜逃げをする。
当然、残っている韓国企業が後遺症を抱え込む。地域情緒が次第に悪くなり、貸し出しを回収されたり、
銀行に新規事業のための借り入れを申請すれば、「最小限の土を買いとれ」という勧誘を受ける。
土地を買っておけば、夜逃げしないという地方銀行なりの保険だ。
江蘇省蘇州で縫製玩具業をする趙ヨンホ社長は「事業環境がますます難しくなり、夜逃げ企業がたくさん
出ている」とし、「こうしたことが地域で一度でも起きれば、残っている企業が言葉では表現できない困難を
経験し、韓国企業のイメージ失墜は、そのまま韓国がこれまで積み上げた無形資産の損失となる」と溜息
をついた。<連合>
韓国速報 07/7/2
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