07/07/02 10:46:42
オウム爆弾娘ミャンマー潜伏か…現地緊急リポート
タイ国家警察局調べで浮上
菊地容疑者 地下鉄サリン事件で特別指名手配されているオウム真理教の「走る爆弾娘」
菊地直子容疑者(35、写真右)ら3人が、タイ国境に近いミャンマー国内に潜伏している
可能性が浮上してきた。
タイ警察当局の調べで分かったもので、3人は麻薬取引に関与しているとされ、日本政府にも
報告されているという。1995年3月の事件から12年。事件は新たな局面を迎えるのか。
真相を探るため、現地に飛んだ。
「菊地容疑者のほか、やはり地下鉄サリン事件の高橋克也容疑者(49)と公証役場事務長
逮捕監禁致死事件の平田信容疑者(42)が潜伏しているとみられるのはミャンマー領内で
タイ国境に近いモンギョン周辺です。手配後、菊地容疑者らがタイに潜伏していたことは
ほぼ確実ですが、捜査の手から逃れるため、この周辺に移ったようです」
タイ国家警察局で、ただ1人の日本人警察官は夕刊フジ記者に証言してくれた。
戸島氏は警視庁鑑識課に所属し、三島由紀夫割腹事件(1945年)や連続企業爆破事件
(48年)、そしてオウム真理教事件を担当。95年にタイ警察局科学捜査部にJICA
専門家として派遣され、指導にあたってきたが、その実績が評価され、
2002年から警察大佐として現場捜査にもあたっている。
戸島氏が潜伏情報を掴んだ経緯を明かす。
かつて菊地容疑者が潜伏していたというチェンライ市郊外の貸家
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
「タイ国内の捜査に従事してきましたが、時々、オウム逃亡犯に関する情報が入ってきていた。
詳しくは話せませんが、こうした情報を一つ一つ確認。関係各方面とも連携して調査した結果、
モンギョン潜伏の可能性が高いと判断した。この街は今や麻薬の最大の生産地とみられています。
我々が菊地容疑者を追うのも、この麻薬取引に関与している可能性があるためです。
だが、ミャンマー領内であるうえ、武装組織『ワ州連合軍』が支配している地域だけに捜査は難しい」
タイ、ミャンマー国境付近。中央に見えるのは武装組織の要塞の一つだという
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
(中略)
菊地容疑者らはタイ警察だけでなく、ミャンマー警察も手が出せない地域に逃げ込んでいる
可能性があるわけだ。記者も菊地容疑者らの写真を手に現地周辺で聞き込み取材を行った。
その結果、複数の有力な目撃情報を得ることができた。
中には、わずか1年前の情報もあった。
菊地容疑者のタイ潜伏情報は、約10年前にも浮上した。96年2月、オウム真理教名古屋
支部にいた元総会屋のO氏が不法滞在容疑で、タイ国内で逮捕。その際、O氏が「菊地容疑者らが
タイ北部に潜伏している。数日前には菊地容疑者と会っていた」などと供述したからだ。
「当時、タイ警察の力の入れようは並々ならぬものがあった。逮捕の会見も警察庁長官自ら
行ったほどで、菊地容疑者が潜伏していたとされるタイ北部チェンライ市郊外の貸家なども
一斉捜索した。警察幹部も『オウム関係者がタイに潜伏しているのは間違いない』と語っていた」
(タイ警察関係者)
あれから約10年、今回、新たにもたらされた菊地容疑者らのミャンマー潜伏証言。
日本政府も、こうした情報を把握している。菊地容疑者に捜査の手は迫るのか。>>2へ
ZAKZAK 2007/06/29
URLリンク(www.zakzak.co.jp)