07/06/30 02:19:57 k0+/9H7R
文明開化の頃にさ、非礼を働いたフランス兵を切りつけた武士がいてさ、
外交上大変な事になったんだよね。
神戸事件っていうんだけど、当時駆け出しの伊藤博文が事件を治めようとして
その武士に「切腹してくれないか」と唇を噛んで頼むワケよ。
するとその武士が「おお、腹を切らせてもらえるのですか」と喜んでさ、
向こうの外交官の前で切腹して逝った。
太平の世に芽生えた武士道は、その終焉に完成をみたとオレは思うね。
侍がただの士族なら、日本の変革は無かった。
~万事、終わりが肝要なり。 「葉隠」