07/06/28 22:11:44
(ソウル=聨合ニュース)毎年繰り返される日本競馬のフランス凱旋門挑戦騷動に韓国が羨ま
しい視線を送っている。
日本スポーツ専門誌「日刊スポーツ」は27日、日本産馬'ウオッカ'(3歳)が来る10月7日フ
ランス・ロンシャン競馬場で開かれる凱旋門賞競走(芝2400メートル)に出場すると
報道した。
アメリカのケンタッキーダービー、イギリスのエプソンダービーとともに'世界三大競馬大
会'に数えられるフランス凱旋門賞競走に日本競馬が挑戦するのは、去年「ディープインパ
クト(Deep Impact)」に続き今年が二回目だ。
「日本競馬の位相を世界水準に引き上げた」と言うディープインパクトは去年の大会で3位
を占めたが、ドーピング検査でヨーロッパ禁止薬物である気管支拡張剤が検出されたせい
で、追後失格処分にされる汚名に包まれた。去年ディープインパクトの凱旋門優勝への期
待で沸き立った日本列島は、今年にはウォッカの他にも「メイショウサムソン」(日本産.4
歳)など多くの馬を出場させて優勝を狙い、すでみ凱旋門熱に包まれている。
10月が近付くと繰り返される日本の騷動は、韓国の立場では'遠い国の話'だ。国際競馬連
盟(IFHA)の国家別競馬水準分類で、日本はアメリカ、イギリス、フランスと一緒に'パート
1'国家に属する。日本は去年まで一段階下である'パート2'から、今年'パート1'に昇格し
た。韓国は2005年から'パート3'国家に入った。それ以前は、どこにも属することができな
かった。
アジアでは香港とシンガポール、マカオ、インドなどが'パート2'に属する。凱旋門競走へ
の参加はパート1~3国家の区分と公式的な関係はないが、国際大会への参加経歴があると
招請を受けることができ、事実上パート3国家の参加は閉ざされている。韓国はこれまで、
国産馬を海外競争に出したことも、我が国の競走に海外から招待したこともない。競馬に
関しては、まだ19世紀の'鎖国政策'が有効なわけだ。
自国での馬生産の歴史が100年に達する日本と20年に過ぎない韓国は比較対象にすらならな
いと言える。韓国馬事会(KRA)は競馬の国際化が至急だと見ている。馬事会関係者は「この
ままならいつか日本が馬市場開放を要求すれば、一方的に応じるしかない」と言った。馬
事会は国家間検疫協定締結を始めに、国産馬の日本、香港競馬遠征を推進するなど基盤を
押し堅めた後、2011年までに'パート2'国家に進むという目標を立てている。国際的な招請
競走開催や凱旋門挑戦はその次の話だ。
ソース:聨合ニュース(韓国語)<日競馬'凱旋門'騷動...韓国は'焉敢生心'>
URLリンク(www.yonhapnews.co.kr)
訳注:焉敢生心=あえてそんなことは考えることすらできないこと。