07/06/22 22:50:16 17TD7wGp
>>263
どうやら再びこれを貼る時がきたようだ。
「終末」を預言したとされる、ファチマ第3の預言。預言はヴァチカンの崩壊について語られたとも、世界の
終焉について述べられたとも言われている。
いずれにせよ、その「終末」の時の最後の法王として聖マラキの「法王の予言」によって予言された法王は
「オリーブの栄光」。
元来、「オリーブの栄光」はオリーブが象徴するローマ、即ち、イタリア半島の出身者と見做されていた。
しかし、実際に選出された法王はドイツ出身のベネディクト16世。預言は外れ、終末は回避されたのか?
否だ。
聖マラキの予言がなされた12世紀当時、キリスト教世界が世界の全てだった当時の欧州人にとって、半島
といえば、常識的、あるいは伝統的にヴァチカンの存在する、ローマ文明の中心地であったイタリア半島を指した。
ゆえに、聖マラキは、その預言的神秘体験の中で見た「半島」のビジョンを、イタリアだと考え、また、世界
帝国即ちローマのインスピレーションから、終末を演じる法王に象徴として「オリーブの栄光」の名を冠したのだ。
しかし、世界はマラキが生きていた同時代と比べ、彼が想像すら出来ないほど大きく広がった。マラキの
ビジョンを、もはやカソリック世界のフォーマットにのみ則り解釈できる世界ではなくなったのである。
だとすると、マラキの預言も見直さねばならないだろう。彼がみた「世界帝国」「半島」のイメージ。そうだ。
何か思い出さないだろうか?