07/06/22 20:08:39
先週、ノーベル生理学賞をはじめ、物理学、化学賞が相次いで発表された。もしかしたらと思っていたが、
今年も韓国人の受賞者は出なかった。
しかし、もうひとつのノーベル賞には韓国人受賞者が2人もいる。猟奇ノーベル賞とも呼ばれる「Ig」ノーベル賞だ。
今月6日、米国科学技術界の「ありえなそうな研究年譜(Annals of Improbable Research)」誌は、ハーバード大で
「もう2度とできず、してもいけない」奇抜な研究と業績に対し、Igノーベル賞を授与した。まさに猟奇ノーベル賞と
言えよう。
今年の受賞者で最も目立ったのは、子供や青少年にしか聞こえない超音波を放出する機械を発明して
平和賞を受賞した英国のハワード・ステイプルトンだ。超音波で蚊を追い払うように、この機械で食料品店や
ショッピングモールで叫び声をあげたり悪態をついてうろつく青少年らを追い出し、店に平和をもたらしたというもの。
科学分野では、テネシー大学の応急医学者が肛門に指を入れてひどいしゃっくりを治した功労で医学賞を受賞、
キツツキが脳震盪にかからない理由を明らかにしたカリフォルニア大学の研究陣が鳥類学賞を受けた。
彼らによると、キツツキの脳は贈り物を包む包装材のようにスポンジ形態の厚い頭蓋骨が脳を保護している上、
木をつつく1000分の1秒前に目をつぶって目玉が飛び出すのを防ぐという。また、バンダビルト大学の研究陣は
黒板をつめで引っかく音がチンパンジーの警告音と似ているということを発見し、音響学賞を受賞した。経済学賞は
ジャンク・ボンド(junk bond)の創始者であるマイケル・ミルケンが受賞した。
猟奇ノーベル賞ではあるが、韓国人受賞者もいる。1999年にクォン・ヒョクホ氏が香りが出るスーツを開発した
功労で環境保護賞を、2000年には文鮮明(ムン・ソンミョン)統一教教祖が、1960年の36組をはじめ、97年には
3600組まで合同結婚させた功労で経済学賞を受賞している。笑うべきか、泣くべきか、少しもの寂しい。
朝鮮日報
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