07/06/21 12:54:11
パチスロ全機種の5号機への入れ替え期限が6月末に迫っている。
在日韓国商工会議所(崔鐘太会長)は16日、5号機完全シフト対策のための「全国ホール経
営者戦略セミナー」を東京・港区の韓国中央会館で開催した。セミナーは同遊技委員会(徐正一
委員長)が主催したが、東北や中国、九州など全国各地からホール経営者100人余りがかけつ
けた。
パチンコ・パチスロホール数は、10年前の1996年に1万8164軒あったが、2006年には1万
4674軒と、3490軒減った。遊技人口の減少や規制の強化で、ホール数はさら減少すると言わ
れている。
崔会長は「遊技業が順調にいかなくなれば、在日同胞社会も大変なことになる。危機感を持っ
て取り組む」と述べた。
講師の山岸善幸氏=ダイコク電機(株)=は、遊技業の現状と業績推移から今後の予測を解説
した。
それによると、遊技機の総台数は1995年に計475万台あった。そのうちパチンコ機が405万
台(85%)、パチスロ機は70万台(15%)だったが、11年後の2006年には総台数は493万台
に18万台増加した。そのうち、パチンコ機は293万台で59%、パチスロ機が200万台で41%に
比率が変化した。
パチスロ機の比率が大きく上がったのは、「パチンコが射幸性の規制と画一化が迫られたのに
対し、パチスロが射幸性の緩和と多様化がなされたから」と山岸氏は述べた。
しかし、法令改正により、射幸性の低い5号機へ機種替えを迫られたことで業界は新たな対策
を迫られている。
山岸氏は「今後は、出玉情報をパチンコでもわかりやすく公開すべき」と話し、「新たなファンの
獲得、店舗での滞留時間や来店回数を増加させるため、ファンにとっての遊技価値を向上させる
遊技環境の構築に注力すべき」と提言した。
6月末までに業界が入れ替えるパチスロ台は全国であと140万台といわれる。5号機1基は約
35万円、入れ替え費用はざっと5000億円に及ぶ数字となる。これに設置工事費など経費が要
る。同遊技委では今後もセミナーを開催していく方針だ。
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