07/06/21 02:31:19 oR7cunvC
ホテイアオイの問題点まとめ
【富栄養化対策】
水草は窒素、リンなどを吸収してくれるので、一時的に水質は改善する。
しかしそのまま冬枯れすると水草は、湖底のヘドロとなってしまうので
定期的に水揚げして肥料にするなど、水系から分離する必要がある。
これはかなりの重労働であるうえ、肥料として経済的な利益を生み出すのは
簡単ではない。が、ヤル気さえあれば実現可能。
【生物濃縮】
肥料、あるいは家畜の飼料として人間の口に到達するサイクルに乗せた場合、
汚水中の重金属温泉は人間に蓄積する方向にすすむ。かなり問題。
【蒸散】
環境問題におけるホテイアオイの最大の問題点は、実は水資源の浪費。
ホテイアオイは積極的な蒸散を行うため、同じ面積の単純な開放水面よりも
遥かに多くの水を蒸発させる。中東など砂漠地帯の農業では、このために
灌漑用水が大ダメージを受けている。中国人が気付いているかどうか不明だが
中国の水不足に致命的なダメージを与える危険性あり。
【炭素固定】
緑で覆われることで、地球温暖化で問題にされている二酸化炭素を減らす効果が
一見あるように思えるが、植物は枯れると分解されて同量の二酸化炭素を
排出するので、ほとんどの場合、二酸化炭素削減には寄与しない。
例外的に削減効果があるのは、ツンドラ地帯の泥炭、サンゴ礁の炭酸カルシウム、
地中の石炭となる場合のみ。この中国の場合はどれも該当しない。
【結論】
はやく駆除しろよ。