【毎日新聞】朝鮮総連は在日朝鮮人の生活に不可欠な存在~緒方氏の心中には、日本が支配した民族への贖罪の念があったのでは★2[06/19]at NEWS4PLUS
【毎日新聞】朝鮮総連は在日朝鮮人の生活に不可欠な存在~緒方氏の心中には、日本が支配した民族への贖罪の念があったのでは★2[06/19] - 暇つぶし2ch1:カイワレ大根φ ★
07/06/20 13:05:17
おおいた評論:風化と劣化 /大分

 敗戦時の引き揚げの辛苦を私は知らない。しかし話を聞き本を読めば、想像くらいはできる。
身近な体験者に竹田市の三代律子さんがいる。現北朝鮮・寧辺から釜山港まで歩きづめの道中で
直面した酷(むご)い親子別れを描いた「残された健君は?」は昨年の毎日はがき随筆大賞を受賞した。

 三代さんから、敗戦を境に朝鮮人の態度が一変したと聞いた。連日、祝賀の旗行列の一方で
日本人宅への放火や略奪。11歳の少女には理不尽としか映らなかったそうだ。先々週に紹介
した元読売新聞記者の故・本田靖春さんも京城(現ソウル)で敗戦。遺作の『我、拗(す)ね者
として生涯を閉ず』で当時の父の日記を引用している。

 <半島人の喧騒(けんそう)甚だしく(略)婦女子三人を混(まじ)へ一行十三名日本刀三本を
心の頼りに決行的に京城帰還を成す>(原文のまま)。12歳ながら早熟だった本田さんは、
朝鮮人の暴動が、日本の植民地支配35年への憤怒の爆発だと程なく悟る。

 朝鮮総連中央本部売却問題の渦中の人、緒方重威(しげたけ)・元公安調査庁長官も、旧満州
(現中国東北部)からの引き揚げ者だという。差し押さえを防ぐための売買交渉に応じた理由と
して自身の体験に触れ「在日朝鮮人の拠点を奪うようなことは、避けなければいけない」と記者
会見で話した(15日・西日本新聞)。「(引き揚げ時に)祖国を強く感じたことを思い出した」
(14日・毎日東京紙面)とも。

 緒方氏は73歳というから、先のお二人と同年代。「権力の空白の中で、支配体制が崩れたときの
個人の弱さ」(本田氏前掲書)を知る人である。朝鮮総連は北朝鮮と密接な組織ではあるが、生活相談や
民族教育、祖国里帰りの橋渡しなど、日本社会から疎外された在日朝鮮人の人たちの生活に不可欠な
存在になっている。「在日」の大半は市井の人々、北朝鮮の体制とは無縁である。総連を監視する職に
ありながらも緒方氏の心中には、日本が支配した民族への贖罪(しょくざい)の念が宿り続けてきた
のではなかろうか。

 これは忖度(そんたく)に過ぎない。しかし人は理詰めだけで動くものではない。幼少・青春期の
体験が人生に少なからぬ影響を与えることは、多くの伝記が示す。わびしいのは会見場の記者たちに、
緒方氏の話を気に止めた様子が見られないことだ。記事は冷淡あるいは無視。戦争の記憶の風化、
想像力の劣化を感じてしまうのである。<大分支局長・藤井和人>

毎日新聞 2007年6月19日
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)

前スレ
スレリンク(news4plus板)


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch