07/06/18 21:44:50
強制移住で「中国化」進む チベット遊牧民の人権報告
【北京18日共同】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部ニューヨーク)は18日
までに、中国西部で伝統的な放牧生活を続けるチベット民族が都市部に相次いで強制移住させられ、
チベット遊牧文化の衰退と同民族の「中国化」が急速に進んでいるとする報告書を発表した。
同団体は、強制移住政策の背景について「(中国化の推進で)チベット民族の独立運動を弱体化さ
せ、封じ込めようとする中国政府」の思惑が透けて見えると指摘。また放牧地には、上海などから
採鉱業者が進出し環境破壊をもたらしているなどとして「遊牧民は深刻な人権侵害を受けている」
と警告した。
報告書は実際に移住させられた遊牧民約150人の証言や中国国内の研究論文などをもとに作成。
強制移住は2000年以降、チベット自治区と青海、四川など4省にわたる広い地域で実施されて
いると結論付けた。中国政府はチベット民族の移住人口を公表していない。
2007/06/18 17:56 【共同通信】
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