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松江駅前に竹島広告塔設置を検討
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山陰中央新報9月29日
啓発広告塔や土産物で「竹島」をアピールへ－。
日韓両国が領有権を主張する竹島（韓国名・独島）が、島根県に属する日本固有の領土ということをアピールするため、
県はＪＲ松江駅前への広告塔の設置に向けて検討を始める。出雲空港などにはすでにあるが、
「一番往来の多い県都の駅前にないのはおかしい」との指摘を受け、乗り出した。竹島グッズの商品開発にも力を入れる。
現在、竹島関連の啓発施設は、松江、大田、浜田、益田各市の県合同庁舎と松江市宍道町の国道５４号線沿いなど、
計十カ所にある。県は「竹島の日条例」の制定後、啓発活動に力を入れているが、識者から「視覚で訴えるものが少ない」
との指摘を受けていた。
このため、乗降者が県内最多のＪＲ松江駅前への広告塔設置を模索。同駅はＪＲ西日本、駅前広場は県、
松江市が共有しており、敷地内に広告塔を置く場合に必要な三者協議を近く開くという。
さらに、「竹島グッズ」の商品開発や販路拡大にも力を注ぐ方針。現在、小泉純一郎元首相にちなんだヒット商品
「純ちゃんまんじゅう」を手掛けた東京都の土産物問屋が、まんじゅう「竹島ものがたり」を作っており、
今年一－九月で二千個を売り上げる人気ぶりだ。
開会中の九月定例県議会でも、議員が「『竹島せんべい』や『竹島ちくわ』を作って、広くアピールしては」と提案。
これを踏まえ、島根県隠岐の島町などの地元業者に対し、商品開発を本格的に呼び掛ける。
竹島を担当する県総務課の藤原弘管理監は「領土問題というと、かしこまって考えがちだが、ふざけない程度に、
楽しく啓発できればいい」と話している。