07/06/12 23:01:09
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マイケル・グリーン前ホワイトハウス国家安保会議先任補佐官
(中央日報)韓国の多くの学者や政策立案者は六者会談でどのように北東アジアの自信感と協力を鼓
吹して、平和を定着させる恒久的制度に変えるかで悩んでいる。しかし、アジアの他の地域ではより
幅広い「東アジア共同体」構築にもっと関心が高い。この多者協力体制の構築過程は、以下の問題で
強い意見の衝突をもたらしている。
第一、どんな議題と規範に従うのか。
「内政無干渉」という東南アジア諸国連合(アセアン)の原則に従うか。これは、中国が支持している。
それとも北米自由貿易協定(NAFTA)やヨーロッパ連合(EU)のように民主・法治・人権に対する共通の価
値を決めるのか。日本は最近になって、この'価値追求的'統合を強調する。アセアンも最近普遍的民
主主義と人権を追求するという憲章の下書きを作った。
第二、どの国家がアジアに属するのか。
中国はアメリカが参加していない上海合作組織(SCO)や「アセアン+3(韓国・中国・日本)」に集中しよ
うと考えている。アジア共同体が、開放的で汎太平洋的でなければならないか、さもなければアメリ
カを除く東アジア国家に限定されなければならないのかで意見はまちまちだ。
第三、どのような経済協力がもっと効果的か。
一方にアセアンに中国だけ加えた'アセアン+1自由貿易協定(FTA)モデル'を基盤にした経済統合を叫ぶ
声がある。他方では関税や貿易障壁で低い水準の目標を追い求める'アセアン+3'がもっと効率的と言
う主張もある。アメリカ・オーストラリア、または韓米FTAのような高い水準の経済的統合、ドーハ・
ラウンドの貿易自由化水準を域内で追求しようという提案もある。
最後に、アジアで安保を誰が提供するのか。
東アジア首脳会談、アジア・太平洋経済協力体(APEC)、または'アセアン+3'のような体制がアメリカ
とアジア各国の両者同盟間の安保の支えになることができるだろうか。APECや他の多者地域主義的フ
レームなしにアメリカとの両者同盟だけで十分なのか。それとも六者会談や地震津波救護活動の時の
ように、利害当事国だけ集めて別にチャネルを構成するのがもっと効果的か。
この四種類の問題を解決するには時間がたくさんかかる。もし、韓国政府が幾多のアジア地域主義概
念の間で'均衡者(バランサー)'の役割をしようとするなら、韓国は何らの論議にも割りこむことが
できない恐れがある。例えば日本・中国と米国は、先を争って米・中・日三角首脳会談定期化を提案
している。中・日どちらも韓国の'均衡者'の役割を願わない。気を使うのはアメリカとの三角関係だ。
安倍晋三総理は韓国を除いて米国・日本・オーストラリア・インドの四カ国会談を開こうと提案する。
韓国が追い求める'均衡者'概念を信じていないのだ。韓国が似たような価値を追い求める民主国家の
原則に従うのに100%忠実でないこともある、というのが韓国を除く一つの理由だ。
地域化の過程で韓国が追い求めなければならない役割は'均衡者'ではなく'ハブ'だ。韓国はまさに浮
上している多くの他者主義の機構の中心に位置している。これら機構を連結する橋の役目ができると
いう意味だ。例えば、米国・日本・オーストラリア・インドの四者会談のアイディアは、津波救護グ
ループを根幹にしたが、韓国・インドネシアを含めれば、ずっと強めることができる。アジア大陸と
の媒介の役割ができて、将来中国の参加を引き入れることができるからだ。
また、韓国はアジアで貿易自由化に対するコンセンサスを導き出す中心的役割ができる。韓米FTAが
「アセアン+3」、そして汎太平洋貿易自由化の出発点になれるということだ。韓国がハブになろうと
すれば、米国との同盟にもっと気を使わなければならない。米国は韓国が追い求める価値を共有しな
がらもアジア統合に隅々まで関与していないからだ。
ソース:(韓国語)ハブ国家に行かなければならない韓国
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