07/06/11 01:21:48
(記者注・・・凄い長文ですので暇な人だけ読んでみてください)
およそ60年間、アメリカの軍事力は中国共産党の大陸本土と台湾を統一し支配しようとする
野心を挫いてきた。台湾という自治の島はアメリカの適切な包括的地域安全保障によって
繁栄してきており、中国政府の武力による独立阻止は不可能であった。
しかし、現在中国は経済力を背景に特に台湾に関する紛争への、アメリカによるあらゆる
干渉へと対応できるだけの軍事力を整えていると西側や中国の軍事アナリストは話す。
彼らは中国政府の指導者が台湾を打ち破るか、統治者に対して外交交渉の内容を強いる
為に武力行使が必要と決めたならば、アメリカやその同盟国を寄せ付けぬようにするため
人民解放軍に必要なハードや技術への多大な投資を行っていると言う。
遠方の台湾を強力に守備するためにアメリカは航空母艦を中心にした精密兵器群を配備
しようと試みると予想する中国は、圧倒的な軍事力を持つアメリカと均衡状態を作り出す為
に”領域抑止”の戦略を開発していると専門家は指摘する。
「中国が潜水艦艦隊を創設する計画や、空軍に長距離攻撃を行えるよう成長させ、さらに
高性能の弾道ミサイルを配備すればアメリカが台湾の安全保障を全うすることは更に困難
になることを意味します。」と現証券アナリストで元国防総省戦略立案者の年配のオースト
ラリア人、アラン・ベーム氏は言う。
もし中国の戦略が上手くいくのなら、アメリカは戦わずして負けることになるだろう。
先月末に発行されたアメリカ空軍へのランド社研究によれば「例えば中国による、台湾攻撃
の初期にアメリカの対応が削がれれば、それだけで台湾の軍事抵抗の崩壊をもたらすかも
しれない。」と書かれている。
「つまり、アメリカが何らかの軍事行動を起こす間もなく、台湾は降伏してしまうかもしれない
ということだ。軍事力の上で完璧であっても、アメリカが戦闘を続ける機会はないだろう。」
また、あるアナリストは戦争のない間にも明らかに急速に軍の準備を維持しているのは、
台湾との間にさらに重要な経済や、文化、政治の面で結びつきを築き上げ台湾を併合しよう
という”壮大な戦略”の中での武力威嚇だとみなしている。
「中国政府が一番理想としている計算は、結局のところ米国が台湾を見放すという点につき
ます。」と台北を拠点にする証券アナリストで、元与党の民進党防衛次官だったリン・チョン
ピン氏は言う。
ほとんどのアナリストにとって、台湾紛争時における潜在的なアメリカの軍事介入について
中国軍が没頭していることは目新しいことではない。中国軍公式の定期刊行物や雑誌では
定期的にアメリカ軍の潜在的弱点を探し。中国がより強力な敵を打ち破るための分析記事
を掲載している。
また、台湾の軍事アナリストは中国軍の近代化やドクトリンを監視している。
「私はこれについて長年警告してきました」と前述のリン氏は言う。「人民解放軍の考えは
米国に躊躇させ、台湾を占領することです。」
ソース:インターナショナル・ヘラルド・トリビューン(英語・・・誤訳あったらごめんなさい)
URLリンク(www.iht.com)
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