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「韓日関係の優先課題は歴史問題」 討論会「韓日共同の家作り、どうすれば可能か」(下)
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◆現在の天皇がすべきこととは何か
これに対し、金鎮炫理事長は「もちろん進展もあり、後退もあっただろうが、
1945年以降の日本全体の流れが重要」と強調した。これは、21世紀に入り、
なぜ小泉首相や安倍首相が登場し、保守主義に回帰したのかを考えるべきとの主張だ。
金鎮炫理事長は「日本が憲法改正や靖国問題に関し、未来志向的な戦後克服ではなく、
戦前体制へ回帰している」と指摘した。
出席者らは、こうした金鎮炫理事長の問題提起に対し、
「現時点で非常に意味のある議題設定」と評価した。
和田春樹教授は「“天皇”は政府と憲法のコントロールを受ける存在だが、
天皇が村山談話の内容を述べれば非常に決定的な出来事になるだろう」と評価した。
木宮教授も「韓国と日本が相互の価値を過小評価している現実を考えると、
(金鎮炫理事長の問題提起に)十分共感できる」と述べた。
鄭在貞教授は「金鎮炫理事長の問題提起の中で、“世界の近現代史で
非西洋国家が近代化革命に成功した例は韓国と日本だけ”という自信感が極めて重要」と評した。
◆「日本の市民社会を信じて欲しい」
しかし、その解決方法については意見が分かれた。「歴史認識」問題について、
鄭在貞教授は「歴史認識の共有に進む上で、機能主義的アプローチを必ずしも
捨てる必要はないのではないか」との見解を示した。
これは、両者を同時に成し遂げることが可能だという主張だ。
これに対し、金鎮炫理事長は「自分の主張は、
機能主義的アプローチを捨てなければならないという話ではなく、
優先順位を歴史問題の方に置くべきというもの」と説明した。
また、木宮教授は「中国問題だけをもって、韓日両国の高度な協力のきっかけとするには物足りない。
また、“天皇”に期待するという主張は、日本の市民社会を信じられず、
焦る余りに歴史の流れを逆方向に進めるのではないかと懸念される」と指摘した。
討論の司会を務めた金泳鎬教授は「フランスの知識人ジャック・アタリは、
欧州連合(EU)が成立した最も重要な原因は歴史清算にあったと評している。
隣国との良好な関係が競争力の源泉になることを悟り、過去とは異なり、
アジアの未来を開き、韓日両国の新たな役割を遂行するための
未来志向的な問題提起としなければならない」とコメントした。
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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