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なぜ!? 湖面を埋め尽くす魚の死骸―湖北省武漢市
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2007年6月1日、この日から、武漢市蔡甸区にある清龍海湖で、養殖中の魚が突然、
大量に死に始めた。6月4日までに、死んだ魚の総量はおよそ15万キロにも達した。
あたりにただよう強烈な悪臭の中、職員らは死んだ魚の処理作業に追われた。
この養魚湖で働くある男性は、数日前の大雨で、近くの揚水ステーションの水が
逆流し、大量の生活廃水が湖に流れ込んだのが原因ではないかと語る。一方、蔡甸区の
担当者は、この地区周辺にはプラスチック、アスファルトなどの化学物質を扱う
工場が立ち並んでおり、それらの工場から流れ出した有毒物質が大雨によって揚水
ステーションの水路に流れこみ、魚の大量死を引き起こしたのではないかとの見方を
表明していた。
これを受けて蔡甸区環境保護局は6月3日夜、調査結果を発表し、確かに工場からの
汚染された排水が魚の大量死の原因であったことを確認した。この湖から検出された
有毒物質のレベルは、標準のレベルの数十倍にも達するという。
(翻訳・編集/BA)