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脱北者が微量の覚せい剤 所持の次男を警察聴取へ
2007年06月04日13時43分
青森県深浦町の深浦港で保護された北朝鮮からの脱北者とみられる4人の所持品に、ごく微量の
覚せい剤があったことが、警察当局の調べで分かった。家族4人のうちタコ漁師をしていた次男が
所持していた、という。警察当局は覚せい剤取締法違反の疑いもあるとみて、所持していた理由や
経緯について本人から詳しく事情を聴く。
4人が2日、木造の小型船で深浦港に上陸した際、船内では毒物のような薬品が入った小瓶が
見つかった。また、多少の中国の人民元や北朝鮮のものとみられる通貨や、ソーセージやポリ袋に
入った漬物などが見つかっていた。
調べなどによると、保護された夫婦と息子2人のうち、次男が所持していた。次男はこれまでの
事情聴取に対し、覚せい剤を所持していたことを認めているという。
4人はこれまでの県警の調べに、「生活が苦しく、お金もなく、仕事もない」「今の体制では
人民は食べていけない」などと脱北の動機を説明していた。
北朝鮮では外貨稼ぎの目的で、覚せい剤の密造が盛んとされる。大量の覚せい剤が日本海で
洋上取引されたとして、日本の暴力団幹部らが逮捕されている。
ソース 朝日新聞
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