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■中国製毛布の発がん性物質含有量、国際基準の10倍=豪州当局
【大紀元日本6月2日】
中国製造の有毒織物が豪州で確認された。発がん性物質ホルムアルデヒドの含有量が
安全基準の10倍を超えている毛布である。豪州政府が緊急指令を発動、中国製の織物を
調査し始めた、ある輸入業者が自らコンテナ8個分の毛布を市場に流出するのを止め、
すでに店頭で販売している同類の商品の回収を始めている。米国のある会社も同類商品の
輸入計画を中止したもよう。
豪州連邦政府は、同国の税関、厚生省、競争と消費者委員会(Australian Competition
and Consumer Commission)の強い要請を受け、関連商品の調査に踏み切った。
豪州で最大の発行部数を誇る「シドニー・モーニング・ヘラルド」紙が5月29日、本件を報道した。
それによると、豪州の高級家庭用品の大手業者シェリデンド(Sheridand)社傘下のアクティル社
(Actil Commercial)が先週、中国から輸入されたコンテナ8個分の毛布を隔離、検疫検査を行った。
その前に、豪州当局(Australian Wool Testing Authority)が検査した結果、中国から輸入した
織物に、発がん性物質ホルムアルデヒドの含有量が世界一般の安全基準の10倍を超えている
ことがわかった。
豪州マードック大学(Murdoch University)の環境学部のディングル(Peter Dingle)副教授は、
中国から輸入する織物のホルムアルデヒド含有量は、「危険かつ異常なほど」高いレベルに
達していると警鐘を鳴らしていた。
5月下旬に、豪州の有名デパートのデーヴィッド・ジョーンズ百貨店(David Jones)が、自社の
仕入れ業者に対し、中国から輸入した織物の検査報告書を提出するよう要求し始めた。
有名のアパレル業者スーザン(Sussan)社も他の機構に、中国で製造した服装のホルムアルデヒド
含有量の独立調査を依頼した。
シェリデンド社が5月下旬に、高危険性化学物質の含有の疑いがあるすべての商品を回収、
豪州連邦化学・工業研究所や、某中国の実験室にそれぞれ独立検査を依頼した。
5月28日、同社が両社の検査報告書を受け取った。ホワイトヘッド(Pauline Whitehead)総裁によると、
豪州連邦科学・工業研究所の検査結果は、中国の検査結果の2倍である。同総裁は、「二つの報告書の
調査結果があまりにもかけ離れているため、現時点において、まだ結論を出せない。報告結果を公表
する前に、更なる調査が必要」と述べた。
また、ホワイトヘッド総裁は、「この製品の中国の製造元は、他の豪州企業に同じ商品を輸出している、
そのため、この有毒製品が豪州国内で引き続き流通している可能性が高い」と明らかにした。
>>2以降に
(07/06/02 11:03)
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