07/05/27 21:10:03
▽西東京第2初中 働く学父母をサポート 「全校給食」試験的にスタート
共働きの学父母をサポートするため、04年から初級部低学年の児童らを対象に学童保育所
「トトリ(どんぐり)」を運営している西東京朝鮮第2初中級学校(東京都町田市)で、今月から
試験的に「全校給食」が行われている。
新入生受け入れのため、同胞宅を訪問し、入学案内の話をしたとき、「日本の学校には給食が
あるのに朝鮮学校にはない」「毎日お弁当を作るのは大変…」とつぶやく働くオモニたちの声が
李政愛校長を突き動かした。「近県で全校給食を行っている千葉朝鮮初中級学校の経験を
聞いて、わが校にも取り入れられたらと、学父母を対象にアンケート調査を行い、踏み切った。
現在は試験的に週3回実施している」。
李校長によると、給食は月、水、金曜日で、火、木曜日は業者にお弁当を依頼、土曜日は
オモニの愛情弁当を持参するようになっている。
児童たちの中にはキムチを食べられなかったり、日本人のオモニをもつため、民族食に
なじみのない子もいるという。そこで、「給食ではなるべく民族的な食べ物を取り入れて、
ピビンバやトックなど、少なくても月1回は民族的なメニューを入れるよう工夫している。
給食初日には、端午節を祝い、全校生がヨモギ餅を食べた。端午節のヨモギ餅には、無病長寿の
意味が込められている」(李校長)。
調理場ではモクモクと白い湯気が立ち上がり、大きな鍋の中ではグツグツとお湯が沸いていた。
この日のメニューは、かき玉にゅうめん、かぼちゃの煮つけ、ハムと玉ねぎのマリネ、きゅうりの
キムチ。4人のオモニたちが、麺を湯がき、かぼちゃを皿に盛りつけ、使い終わった調理器具を
洗い、濡れた作業台を拭くなどして、手際よく動き、給食の準備を急いでいた。
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